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2010年11月 3日 (水)

Asahi Kasei’s Chinese Fashion Designer Creative Grand Prize

第7回「旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞」

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

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ソフトパワーの一環として国産ファッションのグローバルな好評は最も好ましいが、海外のファッションを日本の感性で評価し顕彰することは、相互の理解と友好を深めるために非常に重要である。企業の、そのような行動を基盤として、日本のファッションと製品も海外で評価・拡販されていく。

この意味で2010-10-29に旭化成が北京で開催した「第7回旭化成・中国ファッションデザイナークリエイティブ大賞贈呈」行事の歴史と盛大さは、高く評価すべきである。旭化成の発表(2010-11-01)(SANARI PATENT要約)の内容は、

(1)  旭化成中国大賞は、旭化成が中国インターナショナルファッションウィーク組織委員会と共に設立した賞で、中国のトップ10ファッションデザイナーから年間2名を大賞に選出して、受賞デザイナーがベンベルグを使用したコレクションを発表する。今回も会場外にまで観客が溢れた。

(2)  中国インターナショナルファッションウィーク組織委員長の王慶氏も臨席し、「中国は、多くのデザイナーの成長につながるファッションへの消費ニーズがが激増する段階にあり、中国デザイナーにとって絶好の時期に入っている。この中で中国デザイナーは国際的視野をもって自らの力を高めていかなければならない。旭化成中国大賞は、中国デザイナーに高品質かつ環境に優しい素材を提供するだけでなく、国際的視野を広げ、中国デザイナー及び中国ファッション業界の発展、特に将来の進歩に非常に重要な役割を果たしている」とコメントした。

SANARI PATENT所見

ベンベルグは、コットン由来の再生繊維のブランド名だが、合成繊維と異なる自然原料性を有し、最高級服地からインナーウェアに至る広汎な用途においてグローバルに製品化されているが、旭化成の製品は同種繊維の世界市場で9割以上を占めており、様々な意味で、意義深い中国大賞である。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

2010年10月26日 (火)

MUJI as the Main Brand of Ryohin Keikaku Co. Targets 40 Million Yen Overseas Sales

 株式会社良品計画・独自路線の現況と将来性

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

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Lehmann Shock来の不況に続く為替変動のもとで、消費物品の流通業界は諸業態を通じて激変しているが、「無印」の独自路線を掲げて伸長し続けてきた株式会社良品計画はどのように発展しているか。「無印」と言えば「ブランド依存なし」で「良品計画」提供の信頼性に専ら依拠するようにも録られるが、英文では「Muji is the main brand of Ryohin Keikaku」と自己紹介しているので、「無印」がブランドとして設立後21年余の業績発展を支えて来た。

先日(2010-10-08)業績予想修正を発表したが、2011-02期の売上高予想を17487000万円から16793000万円に減額し前期比2.2%増を見込むと共に、営業利益は1292000万円で前期比8,6%減と示している。関連する定性的情報(SANARI PATENT要約)は、今後の流通動向を考える上で有用である。

(1)  不安定な欧州経済や米国経済の伸び悩みなどで為替相場が大幅に円高に揺れ、企業収益への影響が懸念されて、行き先不透明である。

(2)  消費環境においては、消費者の購買意識の変化による高額品の価格上昇と猛暑の影響で、大きく販売を伸ばす季節商材もあったが、全体が大きく回復するに至っていない。

(3)  このような状況のもとで良品計画グル-プは、「なるほど無印良品」という開発視点で「ずっと良い値」や「こだわり値」(SANARI PATENT考察: 説明を要するのではないか。もっと分かり易いネーミングが望まれる)など、納得性のある価格の商品を開発・販促してきた。

(4)  国内の無印良品販売事業では、衣料・雑貨について在庫コントロールを強化した結果、6月以降の気温上昇や猛暑に対応する商材の機会ロスが多く発生し、売上高を抑圧した。

(5)  海外の無印良品販売事業では、欧州において衣料・雑貨のアウター、カットソーが好調だった(SANARI PATENT注: カットソーは、編み機で編んだニット地を型紙に合わせて裁断・縫製した衣類の総称)。

(6)  アジアでは中国・台湾・韓国で生活雑貨の売上が好調で、シンガポールも上場に転じた。

SANARI PATENT所見

良品計画の中核事業である無印良品は30年前、西友のプライベートブランドとして生まれ、ナショナルブランドの装飾やムダを排して、良品を低価格で供給するというコンセプトが消費者に好感を持たれたことは、最近のユニクロに似ている。しかし、2001年からの急激な業績低迷など、好調を続けてきただけでもない。その起伏を考察し、今後はどのようにコンセプトを表現するか、工夫することが得策であろう。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)      

2008年12月18日 (木)

Rental Value of Brand, Sharing Value of Property 

生活スタイル変革におけるレンタルとシェアリングのビジネスモデル起業

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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 職域と生活の不安定が高まると、生活スタイル変革に対応する新たなビジネスモデルが起業される。例えば、vix.squares.netには、「ブランドレンタル カリル バッグ! ニューウェル/レンタルサービス」として、ブランドのレンタルバリューを生活スタイル変革に適合させつつ効率的に発揮するノウハウが、起業基盤として察知される。その説明(SANARI PATENT要約)は、

(1)   ブランドレンタル カリル(cariru)は、ニューウェル社(東京渋谷)が始めたレンタルサービスで、ブランド品のバッグをレンタルできる。

(2)  ルイヴィトンのモノグラム、ショルダーバッグ、グッチのGG柄などのレンタルで、上手にやり繰りできる。

(3)   バッグの会員制レンタルサイト「orb」もある。

ブランドレンタルの発想自体は、日本では「貸衣裳業」として馴染みだが、最近はレンタルドレス業としてインターネットで自在に前後左右から観察・選択できるから、提供コストが低廉で新生活的である。例えば、www.tsukuru.jpには、利用者から「通りすがりの人たちにまで大好評でしたよ(笑)」云々という謝礼Mail まで多数紹介されている。

生活スタイル変革の態様としては、本質的にはレンタルと同様ながら、各種のシェアリングが起業されている。その大物は、昨年末(2007-11)にトヨタ自動車が東京と名古屋で開始したトヨタカーシェアリングである。逆にサラリマン同士が組織的にケータイ連絡して相乗りの経済性を発揮している例もあるようである。

ルームシェアリング、オフィスシェアリング、PSP(プレイステーション)シェアリング、CEV(有人宇宙船とも解される)シェアリング、自転車シェアリングなど、生活と業務のスタイル変革に即応する新ビジネスモデルの起業が続出している。

知財専門家としては勿論、特許庁が仮想世界特許庁として構想し、日米間等で試行開始している特許審査のワークシェアリングが、特許開発のコストを国際的に低減するものとして重要である。

しかし現時点でグローバルに望まれているのは、ワークシェアリングによる雇用の維持であろうが、そのビジネスモデル開発は容易でない。

(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

Brand Value、レンタルバリュー、生活スタイル変革、シェアリング、貸衣裳