最近のトラックバック

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 起業家、企業家、アントレプレナーシップ、ベンチャーの異同 | トップページ | 高付加価値製品の製造拠点は空洞化しない(非空洞化ルールその5) »

2012年1月16日 (月)

新技術拠点工場などマザー工場は空洞化しない(非空洞化ルールその2)

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

Twitter http://twitter.com/sanaripat

特許戦略を含めて、国際競争力の基盤をなす新技術開発の拠点工場は、海外工場の収益力の基盤をなしているから、国内外のトータルで収益性が判断され、空洞化しない。

自動車産業について見れば、ガソリン車の燃費向上、ハイブリッド車の両用性能向上、プラグインハイブリッド車の蓄電能力、電気自動車の走行距離などを、コスト国際競争力との総合バランスのもとでイノベートしていくことが、全世界自動車メーカーの勝敗を決定するが、サプライチェインや人件費等のコスト要素に関わらず、空洞化しないのが新技術の拠点工場である。

その適例を、東洋経済の「日産追浜工場:次世代エコカーとして注目を集める電気自動車が、意外にもガソリン車と同じラインで生産される、その仕組みとは」の解説に見る。要約すれば、

1.    日産は世界に31工場を持つが、追浜工場が新技術・新工法を立ち上げ、海外に展開する役割を担っている。

2.    マーチをタイで生産するに際しては、生産方法や工具など、追浜が持つ最新ノウハウを現地工場に移管した。現在でも、日本に逆輸入されるマーチは、追浜で最終検査される。追浜のGlobal Training Centerは、世界各地から従業員を集め、基本技能の研修やトレーナー育成を行い、世界に、日産の品質を伝承する。

3.    追浜自体のコストダウンも実行され、例えば、追浜工場では無人の搬送車が間断なく走行している。無人搬送車は、ラインの作業者に、1台分づつ小分けされた部品を送る。従来は部品棚まで作業員が取りに行っていたが、部品選択の必要や移動のロスがあった。

佐成重範弁理士所見→自動車の種類は多様化するが、資材・部品・機能の新たな組合せの創出を本質とすることは不変である。その着想がマザー工場で多様に生起し、グローバルな需要動向に即応して選択されることに、国内存在の意義がある。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

« 起業家、企業家、アントレプレナーシップ、ベンチャーの異同 | トップページ | 高付加価値製品の製造拠点は空洞化しない(非空洞化ルールその5) »