最近のトラックバック

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 「スマホの特性をめぐる現状と課題」(総務省)の論点 | トップページ | ITサービスの業界地図と独立系事業者 »

2012年1月24日 (火)

保健産業のシップヘルスケアHD増収増益の基盤→新ビジネスメソッド

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

Twitter http://twitter.com/sanaripat

野村IRの最新号が届き、この経済情勢下でも、確実な増収増益を重ねているシップヘルスケアHD(東証1部)の詳細な解説が非常に参考になった。社名が造船・海運を連想させるが、SincereHumanityInnovationPartnershipの社是のSHIPだという。シップヘルスケアHDの成功は、この社是に基づく「医療・介護市場でのOne-Stop Solutionのサービス業態を、新たなビジネスメソッドとして構築したことにある、とSANARI PATENTは解する。つまり、保健・医療・介護の各成長事業分野において、例えば医療分野については、医師の開業・転業・施設革新などの段取りが多種多様な段取りや手続を要することに対応して、それらを包括的に代行するサービス業態が従来存在せず、事務煩瑣が苦手な医師にとっては、実に望ましい新サービスだから、需要も収益も確保されることは必定であったと思われる。特許畑の用語では「サービスの組合せの創出」である。勿論、このような多元的複数機能を当初から取り揃えていたのではなく、M and AなどによってOne Setの機能に組合せたと解すべきであろう。

野村IRの記事に戻って、シップヘルスケアHDの事業構成をみると、「トータルバックシステム事業」「メディカルサプライ事業」「ヘルスケア事業」「調剤薬局事業」の4事業で構成しているが、売上高比率ではメディカルサプライ事業が50.9%、トータルバックシステム事業が35.9%であるのに、営業利益比率では、メディカルサプライ事業が16.6%、トータルバックシステム事業が55.5%で、売上高と収益を分担している観がある、サービス供給要素が強いトータルバックシステム事業の内容が、諸サービスのユニークな組合せの創出、つまりビジネスメソッドの独創性に優れているから、と佐成重範弁理士は考察する。

シップヘルスケアHDの創業者で現社長の古川国久氏は、商業高校卒で、学校から紹介されたレントゲンフィルム取扱商社に入社し、倉庫係など意に満たないポストだったが、年少にして父母を亡くしたことによる医療への思い入れもあり、現在のビジネスを思い立って独立したという。「医療機関の開業支援」というビジネスモデルを創り得たのも、若い時の不遇がバネになっているのではないか、と佐成重範弁理士は解している。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

« 「スマホの特性をめぐる現状と課題」(総務省)の論点 | トップページ | ITサービスの業界地図と独立系事業者 »