最近のトラックバック

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 札幌コンテンツ特区について内閣知財戦略本部検討と関連新会社 | トップページ | 三菱UFJ信託銀行の純金信託「金の果実」のビジネスメソッド »

2011年12月24日 (土)

知財ファンドを通じて知財活用する仕組みの構築、文科省提案

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

Twitter http://twitter.com/sanaripat

先日(2011-12-15)の内閣知財戦略本部会合で文科省は、「知財ファンドを通じて知財活用する仕組みの構築」と題して報告しているので、その内容(SANARI PATENT要約)を考察する。

1.    大学と公的研究機関が有するライセンス可能な特許を収集し、企業のニーズを踏まえて、公的投資機関との連携により、テーマ別に分類した特許マップ・特許群情報を数十件作成した。

2.    また、必要に応じて、追加データ取得、関連発明創出のための費用の支援を実施し、未利用特許の活用を促進した。

3.    大学と公的研究機関に蓄積された研究成果のグローバル特許出願比率は、日本は、諸外国に比べて極端に低い。

4.    大学と公的研究機関の保有特許の利用率は半分程度である。

5.    文科省は、「知財活用促進ハイウエイ」の4つの柱として、今年度、次のように推進している。

5-1 大学特許の価値向上支援→ 大学と公的研究機関が保有するライセンス可能な特許に係る追加データ取得、関連発明創出、試作品製作のための試験研究費および市場調査などのための技術移転調査費を提供する。

5-2 投資機関などとの連携→ 投資機関などとの連携による、大学と公的研究機関が保有する未利用特許の活用を促進する。

5-3 特許マップ・特許群の提供→ 大学と公的研究機関が保有する特許を、企業のニーズを踏まえつつ、様々な観点から分類し、特許マップや特許群の情報を作成する。

5-4 特許に阻害されない研究環境(科学技術コモンズ)との連携→ 研究段階で特許を自由に利用できる仕組みを構築し、特許に阻害されない研究環境を効果的に運用する。

佐成重範弁理士所見→ 特許利用率の低位はわが国の特徴だが、未利用特許のうちには、企業の場合、いわゆる防衛特許が多い。大学と公的研究機関のうち、わが国の大学は実用化を意識しない基礎科学重視の伝統があり、論文発表的で、産業の用に直ちに共用する意図に遠い場合が多い。公的研究機関については、所管官庁が国費公費投入の産業振興効果確保の意識を強く持つことが先ず必要である。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

« 札幌コンテンツ特区について内閣知財戦略本部検討と関連新会社 | トップページ | 三菱UFJ信託銀行の純金信託「金の果実」のビジネスメソッド »