最近のトラックバック

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 人気商品トップのスマホ景気とドコモの定性的情報 | トップページ | 空間の高付加価値化自在の立川ブラインド、著増益 »

2011年11月 3日 (木)

ソニー上半期赤字発表への反響と、ソニーの対応

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

Twitter http://twitter.com/sanaripat

ソニーの上半期業績発表(2011-11-02)を朝日新聞は「ソニー今期予想、4年連続赤字、900億円損失、テレビ不振拡大」と大見出ししたが、「欧米景気の減速でテレビ事業の赤字が拡大、超円高やタイの洪水も重なり」と赤字原因を要約しているのに比べると、東洋経済2011-09-10「アップルとソニー、その差はどこにあるか」(野口悠紀雄氏)は、ソニーの課題の本質に、より深く迫ろうとしている(後記)。

ソニーは、その事業分野を、Consumer, Professional and Devise分野とNetwork Products and Service分野に分けているのだが、その仕訳を変えたりしているので、把握に手間取るが、問題のテレビ事業、ホームオーディオ・ビデオ事業、デジタルイメージング事業、パーソナル・モバイルプロダクツ事業、ゲーム事業などは前者の含まれるとしている。ソニーは、今次赤字の原因を、「主に、為替の悪影響や、液晶テレビの減収などによるConsumer, Professional and Devise分野の減収により、売上高は前年同期比9.1%減の1兆5750億円になり、営業損益は上記売上高減少と、液晶テレビ等関連資産の減損により、前年同期の利益687億円が損失16億円になった」と説明している。

ソニーはまた、今後の業績に影響を与えるリスクや不確実な要素として、次の事項を掲げている(SANARI PATENT要約)

1.    ソニーの事業領域を取り巻くグローバルな経済情勢、特に消費動向

2.    為替レート、特にソニーが極めて大きな売上、生産コスト、または資産・負債を有する米ドル、ユーロまたはその他の通貨と円の為替レート

3.    継続的な新製品や新サービスの導入と急速な技術革新や、主幹的で変わり易い顧客嗜好などを特徴とする激しい市場競争の中で、充分なコスト削減を達成しつつ顧客に受け入れられる液晶テレビ・ゲーム事業のプラットフォームを含む製品やサービスをソニーが設計・開発し続けていく能力、ほか14項目。

ソニーは、今次報告の総括部分において、「ソニーは、構造改革を、事業や製品カテゴリーからの撤退、もしくは従業員数の削減プログラムの実施など、将来の収益性に好影響をもたらすために、ソニーが実施する活動」と定義していると述べているが、上記・野口氏「アップルとソニー、その差はどこにあるか」が、「アイフォーンの重要な点は、タッチパネルというよりは、背後にインターネットがあることだ。アイフォーンによって、個人向けのクラウドコンピューティングが始まっている。これがブレークスルーであることは間違いない。問題は、日本に企業が、こうした意味でのブレークスルーを実現できなかったことである」と述べている。この論旨の適否と、ソニーの今後の「ブレークスルー」を、SANARI PATENTは見守る。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

« 人気商品トップのスマホ景気とドコモの定性的情報 | トップページ | 空間の高付加価値化自在の立川ブラインド、著増益 »