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2011年10月31日 (月)

「新事業創生」目的のM and A適正対価

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

Twitter http://twitter.com/sanaripat

オリンパスの今次問題は、事の性格とオリンパスのグローバルな声価のため、日米欧のマスコミが挙って報道・論説し、その早期決着が望まれるところであるが、当のオリンパスは、連日のように「適時情報開示」を行っており、「新事業創生」目的のM and A適正対価等について表明したその見解は、特許技術等の知的財産権を包括買収する海外企業買収が、円高の基盤で益々活発になっている折柄、参考に値すると佐成重範弁理士は考える。以下、オリンパスの「記者会見の発表内容について」(2011-10-28)など一連のオリンパス追加発表内容(SANARI PATENT要約)を見る。

(1)  一部報道機関において、米国連邦捜査局からオリンパスに対して接触があったかのような報道がなされているが、そのような事実は、現時点(2011-10-28)では確認していない。

(2)  株式会社アルティス、NEWS CHEF株式会社、および、株式会社ヒューマラボ(以下「新事業3社」と総称)の2012-03期売上目標は、各18億円、25億円、22億円。2008年にオリンパスが新事業3社を子会社化した時点での2013-03期売上見透しは、各194億円、422億円、269億円である。

(3)  ジャイラス社買収については、オリンパスは、医療事業において、7割以上の世界シェアを持つ消化器内視鏡に加え、その周辺領域である外科・処置具等の低侵襲治療市場の領域を伸ばす在来方針のもとで、この領域の高周波エネルギー技術に強いジャイラス社の買収に至った(2007)。この買収は、同分野における「理想的な製品の補完関係」と「全世界での販売網の拡充」を実現し、オリンパスのビジネス基盤拡充に大きく貢献している。

(4)  上記方針に基く買収対象候補は、もともと6000億円~7000億円規模の大規模買収を想定していたことから、ストラテジックコンサルタントの選定に当たっては、「適正な買収価格算定だけではなく、「ターゲット選定能力」「M and Aの世界での強いコネクション」、大規模買収に対応した「資金調達等のコーディネーション能力」までも含めた総合的な会社を必要とした。

佐成重範弁理士所見→ 上記を含めて、2011-10-2728両日の本件オリンパス発表は17頁にわたる詳細な内容と見解を示しており、諸般の事情を十分に理解して本件についての意見を持つと共に、M and A案件における参考とすることが適切である。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

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