最近のトラックバック

2016年8月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月29日 (日)

定時株主総会シーズンを間近に、監査報告所感

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

定時株主総会の通知と共に業績報告が連日届くが、極めて重要な監査報告を読み返す人は殆どいない程、その記述は定型化されている。特に内部監査の報告は、株式会社だけでなく、公益法人や学校法人などでも、業務監査と会計監査の両方が法定されているのだが、公益法人や学校法人などでは「決算監査報告書」が定型的に記述され表示されるのに、業務監査については、「行ったのか行わなかったのか」、「行ったならばどういう所見か」さえ表示されない場合が多く、不祥事件に至るケースも稀でない。

株式会社については、例えば住金の今次報告所載の監査役会報告書には、次のように述べている。「各監査役は、取締役会その他の重要な会議に出席して、報告や審議の内容を確認すると共に、取締役および使用人から、その職務の執行状況について説明を受けた。事業報告に記載されている業務の適正を確保するために必要な体制の整備について云々」。そして「さらに計算書類についても云々」。

株式会社以外の法人についても、例えば私立学校法37条および各校寄付行為は、監事の職務として、「理事の業務執行の状況を監査すること」「学校法人の財産の状況を監査すること」を各独立の項目として掲げ、従って、おおむねの私立学校では評議員会に業務報告と決算報告を各独立の議案として評議員会の同意・承認を求めている。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

定時株主総会シーズンを間近に、監査報告所感

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

定時株主総会の通知と共に業績報告が連日届くが、極めて重要な監査報告を読み返す人は殆どいない程、その記述は定型化されている。特に内部監査の報告は、株式会社だけでなく、公益法人や学校法人などでも、業務監査と会計監査の両方が法定されているのだが、公益法人や学校法人などでは「決算監査報告書」が定型的に記述され表示されるのに、業務監査については、「行ったのか行わなかったのか」、「行ったならばどういう所見か」さえ表示されない場合が多く、不祥事件に至るケースも稀でない。

株式会社については、例えば住金の今次報告所載の監査役会報告書には、次のように述べている。「各監査役は、取締役会その他の重要な会議に出席して、報告や審議の内容を確認すると共に、取締役および使用人から、その職務の執行状況について説明を受けた。事業報告に記載されている業務の適正を確保するために必要な体制の整備について云々」。そして「さらに計算書類についても云々」。

株式会社以外の法人についても、例えば私立学校法37条および各校寄付行為は、監事の職務として、「理事の業務執行の状況を監査すること」「学校法人の財産の状況を監査すること」を各独立の項目として掲げ、従って、おおむねの私立学校では評議員会に業務報告と決算報告を各独立の議案として評議員会の同意・承認を求めている。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

2011年5月28日 (土)

「世界のどこでも、なくてはならない存在へ」セイコーエプソン

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

インクジェットプリンタで国内首位級、海外比率65%のセイコーエプソンの定時株主総会(2011-06-20)通知が届いた。セイコーエプソン社員が見たエマージング市場について次のように述べている(SANARI PATENT要約)

1.    ロシア→ 経済状況はLehman Shockの影響を受けたが、2010年以降、着実に回復している。パソコン関連量販店にも需要が戻っている。ロシア人は社新に強い興味を持ち、売場の一等地にデジタルカメラとインクジェットプリンタを置いている。印刷コスト意識が強く、ランニングコストの低いインクジェットプリンタの需要が伸長する。

2.    中南米→ メキシコ・チリ・アルゼンチンなどの中南米各国では、次世代を担う若年層の教育に注力し、政府主導で学校へのIT機材導入を推進している。教員は、衛星通信でインターネット配信される教材をパソコンにダウンロードし、プロジェクタにより授業するシステムが導入されている。都市部外では自家発で動かしている。高海抜の地域を含めて、適応可能なプロジェクタが必要である。

3.    中国→ 人手不足が発生し始め、自動化の趨勢もあるので、セイコーエプソンは、中国の現地法人と協力して、対応する準備を始め、2009-09に工場・事業所自動化ロボットを発売、サポート窓口を開設した。現在、ロボットビジネスを支える重要拠点として成長を続けている。

4.    インドネシアにおいては、現地の需要に即応する機器の開発を、現地販売会社とセイコーエプソンの開発陣が一体となって行っている。例えば、外部のタンクやボトルから直接プリンタのヘッドにインクを供給できるよう改造されたインクジェットプリンタが出回っていたが、大容量のインクを使っての大量印刷が需要の大宗を占める同国の現状に即応して、セイコーエプソンは、本体側面にインクタンクを装備し、インクもボトルで提供することとした。これにより、煩わしいインク交換機器操作をすることなく大量印刷が可能になり、高品質と低コストを実現する商品をインドネシア市場に提供している。

SANARI PATENT所見

セイコーエプソンは、「エマージング市場を始め、世界市場で50%以上のシェアを有する」と述べているが、ドットマトリクスプリンタなど、エマージング市場におけるトータルコスト抑制の需要に応ずる製品開発を続けていることに、大きな強みがある。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

2011年5月26日 (木)

ソニーの事業分野再編と、今年度業績予想(今日発表)

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

ソニーが今日(2011-05-26)、「平成23年3月期決算」について発表した。連結売上高7兆18127300万円で前期比0.5%減、営業利益19982100万円で6.28倍、純利益20501300万円で6.6倍である。発表の冒頭に強調されているのは、

1.    連結営業利益は、為替の悪影響を大きく受けたものの、前年度に比し約6.3倍と大幅に増加したこと

2.    主にゲーム事業の貢献によりネットワークプロダクツおよびサービス分野の損益改善が連結営業利益の大幅な増加に貢献したこと

3.    日本における繰延税金資産に対する、現金支出を伴わない評価引当金の計上などにより、ソニー株主に帰属する当期純損失を計上ししたこと、である。

次いで強調しているのは(SANARI PATENT要約)

(1)  2010年度第一四半期から、主にB2B and ディスク製造分野を従来構成していた事業を再編し、ビジネスセグメント区分を変更した。

(2)  これに関連して、従来のコンスーマープロダクツandデバイス分野を、コンスーマー・プロフェッショナルandデバイス(以下「CPD」分野に名称変更した。CPD分野には、テレビ、デジタルイメージ、オーディオビデオ、半導体、コンポーネントの各事業に加えて、プロフェッショナルソリューション事業が含まれる。

2012-03期の連結業績予想については、次のように述べている(SANARI PATENT要約)

(1)  売上高は7兆5000億円で2011-03期比4.4%増。営業利益は2000億円で0.1%増。

(2)  前提為替レートは、1ドル83円前後、1ユーロ115円前後。

(3)  CPD分野については、東日本大震災の悪影響を受けるものの、主に販売台数の増加を見込む液晶テレビの増収、および、イメージセンサーの生産能力増強を実施する半導体の増収により、前期比増収を見込む。

SANARI PATENT所見

米国会計基準準拠や、セキュリティ対策などに、業績表示影響要素が考えられるが、ソニーのコンテンツ創出能力とイノベーション技術開発とが融合して、話題を拡販に直結させると予測する。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月25日 (水)

東芝の経営方針実行説明(2011-05-24)における原発戦略

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

東芝の佐々木則夫社長が昨日(211-05-24)、原発対策の改訂を主たる要素として、今後の経営方針を説明しただ、原発政策がグローバルに揺れている現在、極めて機宜に適する発表である。内容(SANARI PATENT要約)は、資料の冒頭に先ず「この資料には、東芝および東芝グル-プの将来について計画や戦略。業績に関する予想および見通しの記述が含まれています。これらの記述は、過去の事実ではなく、東芝が現時点で把握可能な情報から判断した仮定および所信に基づく見込みです」と述べた上で、各分野別記述の後方に、「原子力」について次のように述べている。

1.      市場見通し→ 世界的に電力需要は拡大するが、原発の新規建設は、安全基準見直し等で一定期間、遅れる。

2.      顧客状況は、

2-1 中国→ AP1000建設(4基)は計画通り進捗

2-2 米国→ AP1000先行工時中、ABWR許認可対応中

2-3 欧州→ フィンランド、英国他で先行エンジニアリング継続中

2-4 他新興国→ トルコ、ベトナムで新設計画継続

3.2015年度目標としてきた「39基受注、売上高1兆円」は、数年シフトの可能性がある。

SANARI PATENT所見

原発の安全性に関連するグローバルな動向に対処し、原発計画の中期目標達成年次のシフト可能性を明示すると共に、「成長市場へ高性能製品を投入、No.1事業へ」と重点指向し、パワーデバイス、液晶、火力発電、省エネ新製品などについて述べており、各界注目の「東芝動向」について、機宜を得た回答を示している。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月23日 (月)

電子部品大手、村田製作所・京セラ・日本電産・TDKと大震災

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

村田製作所のセラミックコンデンサ(世界トップ)、京セラのファインセラミック部品、日本電産の精密小型モータ、TDKの磁気ヘッドなど、わが国の電子部品メーカーの世界市場におけるシェアは、多くの分野で高比率を占めるだけに、東日本大震災のグローバルな影響が関心されたが、日本電産やYDKは海外生産比率が高く、村田製作所と京セラは今次大震災地域外に主力工場を有し、被災工場も生産を再開した。

従って、上記4社の2011-03期決算と2012-03期予想を見ると、

1.    村田製作所は2011-03期売上高61795400万円で前期比16.4%増、営業利益7748500万円で2.9倍。2012-03期予想は売上高6500億円で2011-03期比5.2%増、営業利益840億円で8.4%増。

2.    京セラは売上高1兆26692400万円で前期比18.0%増、営業利益15592400万円で2.4倍。2012-03期予想は売上高1兆3600億円で2011-03期比7.3%増、営業利益1680億円で7.7%増。

3.    日本電産は2011-03期売上高68853000万円で前期比17.5%増、営業利益9052700万円で15.3%増。2012-03期予想は売上高7200億円で2011-03期比4.6%増、営業利益850億円で6.1%減。

4.    TDK2011-03期売上高87573700万円で前期比8.3%増、営業利益6384200万円で2.5倍。2012-03期予想は発表していない。TDK北上工場被災の関連もあり、「東日本大震災により、TDKの連結業績に与えるセット製品の生産水準を見通せないため、現時点(2011-04)では合理的な業績予想の判断ができない」と述べている。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月21日 (土)

武田薬品がNycomed社買収によりグローバル成長戦略

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

武田薬品が「Nycomed社の買収(子会社化)についてと題し、「グローバル化での更なる成長に向けて」と副題して、極めて注目すべき発表をした(2011-05-19)。その内容は(SANARI PATENT要約)

1.    武田薬品は本日、スイスにチューリッヒに本社を置くNycomed社を96億ユーロで買収することについて、Nycomed社の株式保有者と株式譲渡契約を締結した。この買収は、両社の取締役会において全会一致で承認されたものであり、必要な規制当局の承認(SANARI PATENT注: 独禁法関係などと解する)を受け、武田薬品はNycomed社の株式100%を取得し、90日から120日の間にNycomed社を子会社化する予定である。

2.    この買収は、武田薬品の中期計画における、持続的成長の実現に向けた武田薬品の基本戦略を大きく前進させるものである。すなわち、この買収によって武田薬品が高いプレゼンスを有する日本および米国の事業に、Nycomed社が広く自社販路を有する欧州、および、高成長を続ける新興国の事業基盤が加わり、武田薬品の開発力・販売力が強化され、武田薬品の製品・パイプラインのポテンシャルが高まる。

3.    特に武田薬品は、将来の成長の源泉となり得るファーストインクラスの慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬「Roflumilast」を獲得することとなる。

4.    Nycomed社は、業績を牽引するブランド品を中心とする医療用医薬品と、新興国におけるニーズが高い一般用医薬品を事業の柱とし、各国域の市場環境や医療ニーズに対応する多様な製品の提供を強みとして成功している。Nycomed社の2010年の年間売上高は28億ユーロ(SANARI PATENT注:約3080億円。ただし買収対象外である米国皮膚科事業を除く。武田薬品の売上高は2010年度売上高は1兆4000億円)であるが、欧州での事業強化と新興国での事業拡大に加えて買収初年度から安定的なキャッシュフローを武田薬品にもたらす。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月20日 (金)

中国でブログ利用者数は2億9500万人超

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

遠藤 誉氏著「ネット大国中国」(B Site 2011-05-20記事ご参照)をSANARI PATENTが注目する理由は、著者の経歴が、「1941年、中国長春市生まれ、1953年日本に帰国、筑波大学名誉教授、理学博士で、中国の国務院顧問など歴任」という、主題に最も堪能な人材と評価されるからである。

以下、上記書の内容(SANARI PATENT要約)を摘記する。

1.    中国政府が管轄する「中国インターネット情報センタ」(CNNIC)2011-01に発表した統計報告によると、2010-12までの時点で、中国の網民(ネット市民)人口は4億5700万人に達した(SANARI PATENT注:「までに」という用語が不分明だが、B Site 2011-05-20記事には「4億2000万人」という2011-07時点数字を示している)。全人口13億人強の34.3%にのぼり、2009年末から年間7330万人も増えている。

2.    網民の分布は都市に傾いているが、農村でも1億2500万人に達している。

3.    携帯電話からインターネットにアクセスする「携帯網民」は3億0300万人で、全網民の66.2%を占めている。

4.    オンラインで同時更新できるインスタントメッセンジャーを使用している網民は3億5300万人に達している。

5.    ブログ利用者数は2億9500万人で全網民の64.4%に及んでいる。

6.    急速に増加する網民の特徴は、「双方向性の情報通信」をすることであり、国民の意見表明意欲の大きさをうかがわせる。特定のテーマのもとに集まった網民が、網上、すなわちバーチャル空間から、網下、すなわちリアル空間に飛び出したら、デモ化も想像される。

7.    従って、中国大陸のネット空間はGFW、すなわちGreat Fire Wall for Chinaと呼ばれるファイアーウォールで囲まれている。

SANARI PATENT所見

上記7のGFWの具体的規制とその実際について、上記書は詳述しているが、その態様は今後、内外の状勢に即応して弾力的であろうと、SANARI PATENTは推測すると共に、「政経分離」で、ネット販売の日中合弁物流は飛躍的に拡大することを望む。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

2011年5月19日 (木)

矢部正秋氏著「プロ弁護士の思考術」の普遍的価値

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

知的財産権業務で弁護士は、弁理士と2人3脚的に機能する場合が多いが、矢部正秋氏著「プロ弁護士の思考術」は、「プロ弁理士の思考術」として、更には「プロ経営者の思考術」として、普遍的な価値を持っている。訴訟代理・出願代理の専権業務に極限されずに、弁護士・弁理士が、この著作が教える次のような思考で知的財産を思考し、企業に示すならば、プロとして遥かに高い評価を得るであろうし、企業経営者が自ら、このよな思考術を実践するならば、「プロ経営者」と評価されよう。本書の内容(SANARI PATENT要約)は例えば、

1.    話の根拠を先ず選りすぐる(具体的に考える)→ 事実に語らせる、曖昧さをチェックする、日本的「誠意」の限界を知る、密封された情報を調べる

2.    「考えもしなかったことを考える(オプションを発想する)→ もれなく考えるための方法論(マルチプルオプションとは)、正解よりも最適解を求める、反対意見との共存

3.    不運に対して合理的に備える→ 「そうでないかも知れない」思考の大切さ、プロは、ムダになるような準備も怠らない、予想外な判決への備え、二重三重の手を打つヒント

4.    「考える力」と「戦う力」を固く結ぶ→ 法は親切な管理人ではない、強硬手段はオプションの発想の貧困、「汚い相手」にも強くなるために、「場外乱闘」への対処法

5.    閃かないときの処方箋→ 発想の生産方法を覚える、極論を考える

SANARI PATENT所見

上記内容中の例示として、「企業と同様、法律事務所も収入がいつまで続くか不透明である。バブル時代には極端な仕事量の増加と、その後の反動による落ち込みがあった。最近では弁護士増による市場の激変もあり、先行きは極めて不透明になっている」とあるが、弁理士会においても、特許出願数の減少と弁理士数増加に関連して類似の発言がある。対応としては、「プロの思考術」を身につけ発揮して、代理人以上の有用性を発揮するほかない。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月17日 (火)

親子・夫婦のノーベル賞受賞:小山慶太氏著「科学史年表」増補版所感(2)

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

標記書(B Site2011-05-17ご参照)には親子・夫婦のノーベル賞受賞例も幾つか述べてられて、親子の愛情や教育・遺伝の効果などを思わせ、政治家の親子相伝が疑問視されるのと、全く別世界だが、標記書に述べられたマリー・キューリ夫人の娘に対する愛情の叙述は特に感銘深いので、以下に要約したい。

1934年に、ジョリオ・キューリ夫妻(ピエール・キューリ夫妻の娘夫婦)が人工放射能を発見した。放射線元素から出るアルファ線をアルミニウム箔に照射したところ、両者が核反応を起こし、リンの放射性同位体が生成することを発見した。このリンは、陽電子を放出しながら珪素に崩壊し、ここに初めて人工的放射性物質が生成された。この実験が行われた際、二人のそばには母親のキューリー夫人が立っていた。母親は、ラジウム火傷の跡が残る指先で試験管をつまみ、ガイガーカウンターで警告音を聴き、母親の生涯最後の喜びにひたり、数月後、白血病で死亡した。」

なお、マリー・キューリー夫人は、夫ピエールの事故死亡の5年後(1911年)に、ラジウムとポロニウムの発見に関するノーベル化学賞を単独受賞している。

SANARI PATENT所見

放射線研究に深い喜びをもって殉じた母親キューリー夫人の姿が誠に感銘深い。翻って、福島原発の放射能現場作業は、東電社員や自衛隊員(特別手当日額4万2000円)にも忌避されているとマスコミが伝えているが、「東電の元技術担当役員が、東電元社長らの、建設費節減や、関電より早く竣工を優先との功名心的指示を難詰した」発言をも、マスコミ(例えば、週刊現代2011-05-28号「豊田正敏・東電元副社長が応える僕達の失敗」「東電は安全よりコストとメンツを優先してきた」)は伝えているので、東電における、真のエネルギーイノベーションの心構えが疑問のように伝えられれば、国民安全の職務に「殉ずる」精神が作業現場で減退するのもやむを得ず、今後、マスコミの適切な報道に期待する。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

2011年5月16日 (月)

三菱ケミカルホールディングスと三井化学

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

東日本大震災起因で、若干の減額補正を伴ったものの、総合化学業界の増収増益基調は、マスコミが挙って報道したところである。ここには三菱ケミカルと三井化学を対比考察する。なお会社四季報は今次災害発生に先立つ時点で、三菱ケミカルについて「新子会社フル寄与に加え、化成品や樹脂の数量・市況が想定超。営業益急進。2012-03期も主力品で増産相次ぎ、増勢保つ」と概評し、三井化学について「機能樹脂伸長。石化と基礎化学品の数量・市況が想定超。2012-03期はプラント定修なく、石化が稼働安定で増勢。連続増益」と概評していた。

三菱ケミカルは2011-03期業績発表(2011-05-11)において次のように述べた(SANARI PATENT要約)

1.    売上高は3兆1668億円で前期比25.9%増、営業利益2265億円で3.4倍、経常利益2265億円で3.4倍、純利益836億円で6.5倍。

2.    日本経済が回復基調で推移してきたところ、今次大震災で、企業の生産活動・個人消費が急激に低下したが、三菱ケミカルの事業環境については、原材料価格が上昇傾向にある中で、機能商品分野および素材分野においては、国内外の需要が回復し、また、ヘルスケア分野においては、医療費抑制基調のもとで需要が堅調に推移するなど、概ね良好で、今次大震災による鹿島生産拠点の設備停止があったものの、2011-03に三菱レイヨンを連結子会社としたことなどにより、上記増収増益を達成した。

三井化学は2011-03期業績発表(2011-05-11)において次のように述べた(SANARI PATENT要約)

1.    売上高は1兆3917億円で前期比15.2%増、営業利益405億円で500億円増、経常利益389億円で52億円増、純利益249億円で529億円増。

2.    わが国化学工業界においては、中国等のアジア地域を始めとする堅調な海外需要に牽引され、特に石化において、2010年度に比し大幅な回復傾向になった一方、原燃料価格の高騰や円高で先行き不透明な状況が続いたが、三井化学は、このような環境下で、国内勝ち残り、海外事業拡大を目指しコストダウン、マーケティング力を強化し、新商品・高付加価値製品の拡販と、原燃料価格の高騰を踏まえた製品価格転稼に努めた。

SANARI PATENT所見

化学工業が、技術革新と共に、経営戦略の「化け学」を発揮し、環境変化即応の変身を、装置工業の制約下で遂げていくところに、総合力と経営手腕が発揮されよう。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月14日 (土)

バンダイナムコの「変身」(登録商標)ブーブは1台で2倍遊べる

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

野村IR設営の会社説明会にバンダイナムコ(東証1部)が出演した(2011-05-14)。バンダイナムコ石川祝男社長が、バンダイナムコのMissionは「夢・遊び・感動」であり、Visionは「世界で最も期待されるEntertainment企業グル-プ」であると前置きして先ず、グル-プ体制が「トイホビー」「コンテンツ」「アミューズメント施設」の3戦略ビジネスユニットで構成されていると述べ、それぞれの2011-03期業績を次のように説明した(SANARI PATENT要約)。

1.    トイホビー事業→ キャラクター玩具、玩具菓子、プラモデル、カプセル玩具、自動販売機用商品などで、売上高1583億円で前期比6.3%増。国内の好調は、定番のキャラクター商品・カード商材を中心とし、海外は米国を中心として努力した。

2.    コンテンツ事業→ 業務用のガンダム関連ゲーム機、キャラクター景品が好調、家庭用は、全世界展開を目指したチャレンジタイトルに努力し、国内向けは回復基調、映画音楽はタイトルの選択と集中により改善し、特に「機動戦士ガンタムUC」がヒットした。ネットワークでは「ガンダムロワイヤル」が好スタートした。計売上高は1799億円で7.5%増。

3.    アミューズメント施設→ 北米や香港にも展開し、川崎・池袋・お台場・浅草にワンダーパーク・ナンジャタウン・ハローキティ・花やしきなどの復調と相俟って増益。

バンダイナムコ総体では売上高3941億円で4.1%増。営業利益163億円で9.1倍。市場構成が、国内79%、欧州10%、米国7%、アジア4%で、海外、特にアジアの比重拡大は、内閣知財戦略本部を始め国民等しく期待するところであろう。

説明会で「変身!!」を謳った自動車トイが様々な車種に変身する高度な創作として現物披露されたが、「変身」はバンダイナムコの登録商標であり、バンダイナムコのグローバルな市場シェアも大変身して、バンダイナムコブランドを世界周知にして欲しい。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月13日 (金)

楽天市場の好調とネット販売・訪問販売伸長の時流

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

楽天(JASDAQ)2112-12期第1四半期(2011-01-0103-31)の決算を発表し(2011-05-12)、発表同日深更のテレビ東京WBSは、楽天市場の活況ぶりを、自粛・在宅指向の時流と高齢化趨勢に伴うネット販売の合理性に結びつけ、さらに、セブンイレブンの訪問販売拡張の利便性に結びつけてトップ放映したので、楽天好調の国民生活上の意義も、印象深く周知されたと思う。

上記楽天第1四半期の連結売上高は8692100万円で前年同期比9.8%増、経常利益1387000万円で9.7%増、純利益691400万円で1.4%増と、顕著な増収増益を示したが、楽天発表における見方としては、「今次の震災を通じて、情報収集。コミュニケーションのツールとしてのインターネットの重要性に加え、必要な商品を適時に購入・調達することが可能なインターネットショッピングの強みが再確認されました」と自信を深めていることが印象深い。(SANARI PATENT考察:「必要な商品」とあるが、今次被災地では、医薬品の不足が痛切に訴えられた。楽天が予て主張してきた医薬品ネット販売拡充の主張を容れてこなかった厚生省の責任も究明されなければならない。)

楽天は更に、次のように述べている(SANARI PATENT要約)

1.    当第1四半期の楽天は従来に引続き、ユ-ザ-の満足度向上、グル-プ内シナジーの実現を目指し、スマホ向けサービスの拡充、ポイントを梃子にしたマーケティング戦略の実行など、様々な取組を展開した。

2.    リアルからインターネットへの消費者購買行動のシフトが生じる中で、インターネット関連事業は今後も、堅調に成長すると考える。

3.    前連結会計年度から加速している国際展開については、楽天が培ってきたノウハウや成功事例に基づく現地戦略の遂行、クロスボーダーショッピングの展開など、海外小会社における成長の礎石を着実に固めている。(SANARI PATENT考察:「クロスボーダーショッピング」の具体的態様に関心が集まる。)

SANARI PATENT所見

昨日の楽天三木谷社長の説明も英語で行われ、アジア富裕層の数億人著増人口が「英語人口」としての共通性を有することを考えると、国内外ともに、楽天の発展が時流に即していることが確信づけられる。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月12日 (木)

自家発電機器で注目される西芝電機の現況

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

C Site http://patentsanari.cocolog-nifty.com/blog

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

エネルギー関連企業は、中長期的にはエネルギー基本計画の「白紙からの再検討」により、当面的には電力需給の不安定に対処する電力融通や蓄電・自家発電の拡充により、極めて重要な変動に直面している。熱電併給の自家発電機器や周波数変換機器で主力の西芝電機(東証2部)も、その観点から注目を集めているが、2011-03期の業績には、花形産業的活況を見るに至っていない。西芝電機の今次報告は次のように述べている(SANARI PATENT要約)

1.    今次東日本大震災により、わが国経済は甚大な被害を受け、先行きの見通しについては混迷を深めるに至った。(SANARI PATENT: 西芝電機自体の大震災直接被害は軽微と見られる。)

2.    西芝電機は受注活動を展開してきたが、2011-03期の受注高は1583500万円(前期比3.0%減)となり、売上高についても前期・当期受注の減少により1802300万円(13.6%)となった。

3.    発電・産業システムについては、国内向け非常用発電装置が好調に推移したので、受注高は914200万円(10.9%)と前期を上回った。(SANARI PATENT考察:「非常用」以外は低調だったため、全体として民間設備投資減少の影響を受けたが、「非常用」の受注増は、産業界の電力自己防衛体制の強化として高評価すべきである。)

4.    非常用発電機盤について、専用のコントローラ採用により部品点数を削減すると共に、盤内取付部品を見直し、小型・軽量化により競争力を強化した。

5.    船舶用電機システムについては、電気推進システムは好調に推移したが、新造船の需要停滞に伴う受注の減少や、客先からの納期繰延要求が影響した。

6.    今後の見通しについては、東日本大震災が日本経済に与える影響は計り知れないものがあるが、西芝電機は製販一体となって、顧客の要求に迅速に応え、復興に寄与する。(SANARI PATENT考察:「復興に寄与」の内容が、熱電併給を含めて、自家発電の整備・増強において発揮されることを望む。このことが、国のエネルギー計画再構築の一つの重要要素となるべきである。)

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)西芝電機 自家発電 熱電併給

2011年5月11日 (水)

蓄電ブームでNAS(Sodium-Sulfur)電池に脚光

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

東電に続き中電の区域でも電力需給が最大の産業課題となり、蓄電機能の拡充と活用が、企業と生活を防衛する緊急命題となった。従って、大型蓄電池として「NAS電池」の呼び声が高まっているが、先ず、「ナトリウム・硫黄電池」であること、従って、「Sodium-Sulfur Battery」だが、Sodiumの化学記号がNaであるので、NAS Batteryと呼ばれることが、一般にも周知されることが必要である。

例えばNikkei-net(2011-04-29)は、「古河電工、自家発電やNAS電池で夏期の電力不足に対応」と題して次のように述べている(SANARI PATENT要約)。

「古河電工は、この夏に予想される関東・東北での電力不足(SANARI PATENT考察: この記事の後、中部も電力不足地域に加わった)への対策を発表した。NASによる蓄電のほか、ピーク時使用電力の削減、関係する小口需要家や従業員などへの節電働きかけ、売電などから成る電力対策自主行動計画をまとめて、経団連に提出した。」

日本ガイシ(東証1)NAS生産の大手で、欧米への供給も拡大し、「英国でのNAS電池を用いた共同プロジェクトに基本合意」(2010-02-09)、「NAS電池が環境ビジネスアワードを受賞」(2009-12-10)、「UAEアブダビでNAS電池システム300MW受注」など、実績を積み重ねてきた。日本ガイシは次のように解説している(SANARI PATENT要約)

「電力需要の累増と、昼夜間・季節間の電力需要格差が大きな問題である。このため日本ガイシは、高エネルギー密度で高効率であるナトリウム硫黄電池に着目してきた。NAS電池は、負荷平準により変動を抑制できる。日本ガイシは東電と共同研究を進め、性能評価と実証実験を経て、実用化に成功した。」

SANARI PATENT所見

日本ガイシは、F and Qとして「NAS電池システムを導入する際に、電気料金を下げるには、どのような運転を考えらばよいか」「導入規模は、どのようにして決めるべっか」「非常時の無瞬断電力供給は可能か」など多くのアイテムを用意しており、企業や病院など、早期に習熟すべきである。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月10日 (火)

紙幣硬貨識別機で内外に発展:グローリーと日本金銭機械

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

グローリー(東大証1部)は硬貨紙幣処理機で国内シェア5割強だし、日本金銭機械(東大証1部)はアジアを中心に貨幣処理機が順調で、海外比率5割以上に達し(上記・会社四季報)、また、グローリーは遊戯市場向けカ-ド装置や自動販売機、日本金銭機械はパチスロや米国カジノ向け機器など、通貨処理関連を含めて、Riemann Shock後の回復を果たしつつ、顕著な増益累増の趨勢を示している。日本独自の高度技術分野として、特にアジア市場の開拓が望まれる。佐成重範弁理士は十数年前に、電気通信に関する国際協力機構JTECの専務理事を経ているが、途上国の紙幣は「疲弊」の程度が著しく、いわゆる「皺くちゃ紙幣」で、「ピン札」よりも偽造至難と聞いた。

2011-04-01に就任したグローリーの尾上広和新社長は次のように述べている(SANARI PATENT要約)

「グローリーは、1950年に国産初の硬貨計数機を開発して以来、通貨処理のパイオニアとして数々の製品を世に送り出してきた。現在では世界約80国で顧客の効率化厳正化ニーズに応えるグローリー製品が活躍している。今後は、これまでに培ったノウハウを基に、各国顧客のニーズを先取りした製品・サービスを提案し、グローバル展開を加速する。」

「海外市場への展開となれば、広大な市場があり、グローリーの海外売上高比率は2010-03期の21.3%を上回っていく。単純に金融機関の店舗数だけを見ても、日本国内の金融機関店舗数は5万7000だが、米国9万7000、ユーロ圏17万、中国19万の店舗がある。(SANARI PATENT考察:「金融機関」の範囲が非常に問題で、日本の人口の2.8倍人口を擁する米国やユーロ、10.4倍人口の中国の金融機関店舗数の把握が先行課題である。)

一方、日本金銭機械は2011-03期の売上高が前期比2割以上の増加、利益体質を顕著に回復しているが、「海外ゲーミング市場は本格的回復に至らないものの、コマーシャル市場向けでは新製品投入による需要増加が見られたこと」、「国内の遊戯場向け機器市場では、パチスロの人気が回復し、関連設備機器の受注が増加し、新製品の販売が拡大した」と述べていることが注目される。(SANARI PATENT考察: 歴史的に、パチンコ生産の本場は名古屋だったが、中部電力の電力需給逼迫が、東京都知事のパチスロサロン消費者電力抑制発言と相俟って、遊戯機器の電力メカにどう響くか、検討を要する。)

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

2011年5月 8日 (日)

顔科学の学際性・文理融合性・知的財産性

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

「人」の同定においても、「ヒト」の生理学的解析においても、顔科学の重要性は決定的だし、特に情報技術の発達は顔科学の要素をデジタル化してコンテンツの創出や心理分析のデータベースとする様々な技法を出現させた。しかし、このような潮流にもかかわらず、「顔科学」の科学と銘打った文献は稀であり、この意味で、英国の臨床生理学者Jonathan Cole博士著「About Face」の邦訳「顔科学の科学:自己と他者をつなぐもの」(茂木健一郎博士監訳・恩蔵絇子博士訳)の発刊(2011-04-01PHP)は貴重である。

顔科学科学の基礎分野も応用分野も極めて広汎で、現在想定される以上の新たな展開が次世代に連なると考えるが、先ず現在の大学組織の文理画定した学科体系を超えた、文理融合の新領域を拓くものであることに疑問の余地はないし、また、そのように展開してこそ顔科学科学の価値があるというべきである。

このような分野を開く知財人材の要件は、上記新刊行書の原著者・監訳者・訳者の学歴・経歴によっても明確である。すなわち、Jonathan Cole博士は、医学博士・文学修士・科学修士で英国臨床神経整理学会前会長である。茂木健一郎博士は、東大理学部卒・東大法学部卒・東大大学院理学系研究科物理学専攻の理学博士で、慶大大学院システムデザインマネジメント科教授である。恩蔵絇子博士は、上智大物理学科卒・東京工大大学院脳科学で博士号、脳科学者として活躍している。

恩蔵絇子博士は上記新刊書の「訳者あとがき」に、「顔科学の問題というのは、我々みんなが感じている切実な問題であると思う」と述べているが、「感ずる」「切実」以上に、グローバルな人的交流・コンテンツ創作・先端医学・治安警察等々、即実用の分野が大きく開けており、上記書の普及が先ず望まれる。

(コメントは sanaripat@gmailCom  にご送信ください) 

2011年5月 6日 (金)

発泡プラスチックの多機能化を国内外で展開するJSP

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

発泡プラスチックはネット物流の広汎化によって消費者にとっても極めて身近な常用物資だが、その軽量性・緩衝性・断熱性・遮音性・耐震性・省資源性の諸機能は、帯電防止などの機能を付加して多様に高度化し、最近切迫した課題の免震機構に至るまで、あらゆる分野の核心部材たる地位を占めつつある。

発泡プラスチックの製造方法は、押出発泡と型内発泡に大別されるが、JSP(東証1)はその双方に最新鋭機器を導入し、生産性と品質の維持向上に技術開発を続行している。会社四季報は「車載部材および液晶等搬送材は4割が北米向け、共に好調を持続し、住宅断熱材は国内エコポイント効果で伸びる」として「最高益」と銘打ち、新製品についても「バイオマス応用した発泡樹脂ドアの開発完了、バンパーなど自動車資材の強化樹脂への転換狙い受注拡大」と付記している。

発泡プラスチックは、多様な機能類型を、気泡量や泡のサイズ・形状・割合を変更することにより、様々な機能の製品創出が可能であり、未開の可能性を秘めている。

JSPの今次レポートには、ポリスチレンペーパー、ミラボード、スチロダイア、ヒートポールGR、ソフトボール、クリアボール、ピーボード、ミラマット、キャプロン、ミラプランク-E、ミラスティック、ピーマット、ピーブロック、エルブロック-E、ミラフォーム、スーパーブロー、スーパーフォーム、ピーシャイン、ミラシャイン、バイオミクロンLのそれぞれについて防水性・断熱性・軽量性・防湿性・緩衝性・加工性・成形性・耐熱性・耐油性・柔軟性・熱分解性・剛性・帯電防止性・保温保冷性・浮揚性・耐薬品性・高強度性・生分解性を解説しており、用途の拡大に資すると考える。

SANARI PATENT所見

需要企業のニーズとJSPのシーズ開発が融合結実する触媒機能を、国内外にわたり構築することが、グローバル産業のイノベーションに寄与することは明白であり、「空気を使って機能を創る」省エネ省資源産業の旗手として期待する。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

2011年5月 3日 (火)

羽田国際空港活性化の施設担当・空港施設株式会社

 

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

ビンラディン殺害と大震災予算の成立で、ゴールデンウイークの後半は活況を取り戻しそうだが、羽田国際空港の内外旅客増大こそ回復を象徴するものだから、空港施設(東証1部)の機能にも関心が向くこととなる。

空港施設のIRは、今後の方向性を次のように述べている(SANARI PATENT要約)。

1.    航空会社の厳しい影響からの脱却

1-1      既存施設の再活用、速やかな収益性の回復→ スカイマーク本社、整備・訓練施設、機内食工場の誘致、中小型機乗員訓練施設としてボンバルディ機など小型機シュミレータの誘致

1-2      航空会社からの物件取得→ 整備施設等資産の取得・賃貸への取組

1-3      地方空港での事業拡大→ 新規顧客の小型機格納庫誘致

2          動きある空港外施設・資産に取組

2-1      空港線沿線での更なる展開→ 南蒲田3丁目共同住宅など空港勤務者等対象の居住施設整備、蒲田4丁目東急ステイなど旅行・ビジネス客、長期研修用ホテルの整備

2-2      空港外航空物流施設の整備→ 首都圏エリアでの物流施設整備

2-3      都心優良資産の取得→ 六本木ビルの売却・新物件取得

3          東京国際空港における新事業への取組

3-1      国際・国内の拠点化に伴う航空貨物の取扱機能・物流機能の充実

3-2      空港跡地第2ゾーンにおける国のホテル・業務等地区整備構想に対応

3-3      航空機整備・運航支援施設→ 航空機のダウンサイズ・多頻度航空化に対応、1丁目地区再開発に参画

SANARI PATENT所見

空港施設が、「国の政策変化をしっかりフォローする」と特筆していることは意味深だが、国民全体が空港施設株式会社の機能を十分に理解し、関係業界と共に、政府の安定かつ適切な政策確立を要求することが、全体の利益に繋がる。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

2011年5月 2日 (月)

Nielsen始めグローバルリサーチ企業の業容

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

インテージ(東証1部)は、定時総会(2011-05-19)資料でAmerica Marketing Associationのデータを引用しているが、 グローバルリサーチ企業世界首位の米国The Nielsen Co.2010-08期売上高は462800万ドルで、2008-08期の457500万ドルを1.2%上回り、2位・英国The Kantar Groupは各282320万ドル、361510万ドル、21.9%減、3位・米IMS Health Inc.は各218970万ドル、232950万ドル、6.0%減、4位・独GfK SEは各162280万ドル、179720万ドル、9.7%減、5位・仏Ipsos Group SAは各131500万ドル、144210万ドル、8.8%減、6位・英Synovateは各8億1640万ドル、9億6100万ドル、15.0%減、7位・米Symphony IRI Groupは各7億0630万ドル、7億2500万ドル、2.6%減、8位・米Westat Inc.は各5億0240万ドル、4億6950万ドル、7.0%増、9位・米Arbitron Inc.は各3億8500万ドル、3億6880万ドル、4.4%増と続き、10位に、日本のインテージが登場して、2010-03期3億6860万ドル、2008-03期3億3220万ドル、11.0%増を示している。ただし増減率はSANARI PATENTが単純に算出したもので、為替レート変動などを全く考慮に入れていないが、Riemann Shockで生産・販売業界の落ち込みが著しかった期間の対比だから、相対的にマーケットリサーチに対する需要の増勢が、経済活動回復への意欲を反映して、増勢にあるものと、SANARI PATENTは解する。

インテージは国内首位、世界10位だが、売上高における海外比率が、世界首位のNielsen51.2%(2008-08)、2位Kantar75,3%、3位IMS Health63.9%に対してインテージは1.2%(2008-03)に過ぎなかったことを考え合わせると、インテージ始め日本の世界市場調査活動が、アジアなど東洋文化圏の新興国市場を起点として急拡大すべき必然性と必要性を痛感する。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

Nielsen始めグローバルリサーチ企業の業容

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

インテージ(東証1部)は、定時総会(2011-05-19)資料でAmerica Marketing Associationのデータを引用しているが、 グローバルリサーチ企業世界首位の米国The Nielsen Co.2010-08期売上高は462800万ドルで、2008-08期の457500万ドルを1.2%上回り、2位・英国The Kantar Groupは各282320万ドル、361510万ドル、21.9%減、3位・米IMS Health Inc.は各218970万ドル、232950万ドル、6.0%減、4位・独GfK SEは各162280万ドル、179720万ドル、9.7%減、5位・仏Ipsos Group SAは各131500万ドル、144210万ドル、8.8%減、6位・英Synovateは各8億1640万ドル、9億6100万ドル、15.0%減、7位・米Symphony IRI Groupは各7億0630万ドル、7億2500万ドル、2.6%減、8位・米Westat Inc.は各5億0240万ドル、4億6950万ドル、7.0%増、9位・米Arbitron Inc.は各3億8500万ドル、3億6880万ドル、4.4%増と続き、10位に、日本のインテージが登場して、2010-03期3億6860万ドル、2008-03期3億3220万ドル、11.0%増を示している。ただし増減率はSANARI PATENTが単純に算出したもので、為替レート変動などを全く考慮に入れていないが、Riemann Shockで生産・販売業界の落ち込みが著しかった期間の対比だから、相対的にマーケットリサーチに対する需要の増勢が、経済活動回復への意欲を反映して、増勢にあるものと、SANARI PATENTは解する。

インテージは国内首位、世界10位だが、売上高における海外比率が、世界首位のNielsen51.2%(2008-08)、2位Kantar75,3%、3位IMS Health63.9%に対してインテージは1.2%(2008-03)に過ぎなかったことを考え合わせると、インテージ始め日本の世界市場調査活動が、アジアなど東洋文化圏の新興国市場を起点として急拡大すべき必然性と必要性を痛感する。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »