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2010年10月 7日 (木)

So-called Net Imperialism Criticized by Mr. H.Kishi, Keio University Prof.

慶大・岸 博幸教授の「ネット帝国主義」と日本の敗北

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

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経産省勤務を経て竹中平蔵大臣の補佐官等を歴任、現・慶大教授である岸 博幸氏の標記近著は、表題が断定的に過ぎるが(しかも「搾取されるカネと文化」と副題)、中身は、「フェアではないように思えます」とか「欧州よりも米国を真似るのは間違っているのではないでしょうか」等々、非断定的な記述が多く、むしろ豊富な資料を提示して、課題を提起したところに価値があると考える。

丁度、米国のSalesforce.comが、日本にData Service Centerを置いてCloud Computing Serviceを開始し、データが海外に蓄積されることへの危惧に対処しつつ、日本の巨大なクラウド需要に即応する計画であると、WBS(2010-10-05)が放映したが、帝国主義という用語の適否は別論として、岸氏や角川歴彦氏の危惧の一端に応える用意を示している。しかし、経産省が推進している国産検索ないしクラウド計画である「情報大航海プロジェクト」について、「情報大航海プロジェクトのような政府お得意の失敗必定な技術開発は止め」と切って捨てているものの、「自力でリスクを取って頑張ろうとするところに政府自ら投資するような形の方が望ましいのかも知れません」という歯切れの悪い結びなので、解決の方向性を示したものでもない。

一方、内閣知財戦略本部が唱導している「日本版フェアユース規定」の導入については、コンテンツクリエータ側の立場に立ち、著作権を侵害するものとして、かなり批判的だが、極めて重要な課題とされたまま政府ないし内閣の合意に達していない課題であるから、積極的に、古巣の経産省コンテンツ担当との論戦を試みて欲しい。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

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