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2010年9月19日 (日)

Non-Use of Trade Mark as a Cause for Cancellation of Trade Mark Registration

 知財高裁の「キューピー商標事件」判決に現れた「商標の不使用」

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

Twitter http://twitter.com/sanaripat

今次知財高裁「キューピー商標事件」判決(2010-09-17B Siteご参照)には、当事者の主張として先ず、争点「キューピー株式会社による無効審判請求の違法性の判断」について、原告Aの主張を次のように記載している(SANARI PATENT要約)

「被告キューピー株式会社による、使用の実績も使用の意思も存在しない引用商標の登録は、単に他の商標登録希望者による使用を排除することに目的があり、また、国民一般の利益を侵害するものであるから、このような引用商標に基いてキューピー株式会社がAの商標に対する無効審判を請求することは、不使用請求制度を骨抜きにし、本来商標法により保護されるべきでない商標を不当に緯持するだけでなく、登録商標を使用する第三者の正当な利益をも積極的に害するものであるから、商標権の濫用として許されない。」

次に被告キューピー株式会社の主張を次のように記載している(SANARI PATENT要約)

「キューピー株式会社は、引用商標を、その指定商品または指定役務に使用しており、使用意思も有している。むしろ、Aが自認する通り、キューピーのキャラクターは、日本以外では忘れ去られているところ、日本でキューピーが記憶されているのは、キューピー株式会社がキューピー関連商標を大々的に連綿と使用してきたするが貢献している。」

今次知財高裁判決は、「キューピー株式会社またはその関連会社は、一部とはいえ引用商標をその商品に使用しており、キューピー株式会社に、引用商標の使用意思がないと認めるには足りず、また、商標権者(SANARI PATENT: この場合キューピー株式会社を指す)による出願について商標法4-1-11が適用されないことは、その文理から明らかであるから、キューピー株式会社が同一または類似の商標を同一または類似の商品または役務について登録したからといって、直ちに引用商標に基く無効審判請求が商標権の濫用になるものでもない」と判示した。

SANARI PATENT所見

今次判決のこの部分は、登録された商標に基いて、どの範囲まで同一商標の登録を、登録済み以外の商品または役務に拡大して登録かつ緯持できるかを考える上で、参考に資すべきである。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

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