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2010年7月 9日 (金)

Mr.T.Kadokawa Predicts the Advent of Mega-software Publisher by iPad Entrance

 内閣知財戦略本部の角川歴彦氏が角川会長としての発言

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 内閣知財戦略の大きな柱がコンテンツ政策だが、その策定に一貫して携わっておられる角川歴彦氏が、角川の今次報告書で、「iPadの登場でメガソフトウェアパブリッシャーが実現する」と題し、次のように述べている(SANARI PATENT要約)

(1)  ネット書店アマゾンのキンドルに続くアップルのiPad登場に対して、角川はどう対応するか、リスク・チャンス、いずれと捉えるのか、質問が多い。

(2)  インターネットと合体した電子書籍の登場で、世界の出版界は大きく変わる。しかし角川は、小売書店を活用した対策を模索する。活字離れし勝ちな読者を書店に誘引する(SANARI PATENT考察:「活字離れ」ではなく、「活字表現の態様の選択と集中」であろう)。本好きな人を大事にしつつ、ライトユーザーを育成する。新古書店対策にする。(SANARI PATENT考察: このパラグラフの表現には、さらに具体性が望まれる)。      

(3)  iPadの技術的長所を十分に活かしつつ、新端末への好意的な社会の反響を、角川の業績に活かす。この意味で、iPadをトリガーとして超強気な電子書籍戦略を樹てる。

(4)  経済産業省の統計によれば、日本のコンテンツ市場は現在、総体で14兆円の規模を持つ。 そのうち電子書籍の対象となる書籍・雑誌・新聞の活字市場は、6兆円の規模である。1兆8000億円に過ぎない音楽市場でさえ、iPadで大きなイノベーションを起こしたのだから、電子書籍が活字市場に与える衝撃を測定できかねているのは当然である。

(5)  しかし私は、多様なコンテンツとそのアーカイブを持つ角川にとって、これは飛躍への大きなチャンスと感ずることが多くなった。出版と映画のメディアミックスを標榜してきた角川にとっては、一台の端末で実現する技術革新とネットワーク時代の到来は、創業期から培ってきたビジネス手法が適切であったことを確信させるものである。

(6)  しかし、ここで問題として立ちはだかるのは、電子書籍のビジネスモデルは何かという難題である(SANARI PATENT考察: 角川氏自身、自著を電子書籍で限定数無料提供し、有料の本印刷出版が大いに売れたことを実証している。)

(7)  電子書籍を販売して忽ち100万部を突破した米国においてすら、収益モデルを明確に示した話は伝わっていない。実は、このビジネスモデルこそ、電子書籍のテーマのキモである。(以下次回)

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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