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2010年6月17日 (木)

Takeda Pharmaceutical Co. Launches Tree New Drugs for Diabetes, Hypertension and Cancer 

武田製薬が糖尿病・高血圧・抗癌剤の三剤を新発売

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 武田製薬の今次事業報告(2009-04-01~2010-03-31)が届いた。医療向け・薬局販売向けや、開発指向・ジェネリック(特許切れ後発)指向、高度専門病理薬・大衆薬、グローバル市場向けと国内市場向けなど、分類すれば際限のない製薬業界の多様性だが、国内製薬首位と位置付けられる武田製薬の場合はどうか。今次報告では先ず、「医薬品業界全体が技術革新の壁に直面している感があり(SANARI PATENT考察:「革新」は壁を破るものだから、「革新が壁」ということ自体、医薬品業界の特異性である)、画期的新薬の創出が停滞していることに加えて、先進諸国における新薬承認審査も一段と厳格化され、また、各国において医療制度の抜本的見直しが行われていて、少なからぬ影響を製薬業界に及ぼす」旨を述べている。具体的には、

(1)  米国では、医療保険加入率引き上げを目的とする医療制度改革法が成立し、保険加入者数の増加に伴って大幅増の医療保険財源確保のため、医薬品企業に一定の負担を求めている。

(2)  国内では、2010年度薬価改定で、特許期間中の新薬のうち一定要件を満たすものについて、通常の改定後薬価に加算し、医薬品企業に開発コストを早期回収させて新薬創出を促進する。

(3)  海外で使用されているのに、国内で未承認というドラッグ・ラグを解消する。

(4)  特許期間満了後は、後発品への代替促進のため、薬価を大幅に引き下げる。

など、製薬企業の経営戦略に影響する事項を掲げている。

とにかく今次報告で武田製薬は、売上高は1兆4660億円で前年度比4.7%減ながら、営業利益は4202億円で37.1%増、経常利益は4158億円で27.1%増、当期純利益は2977億円で27.0%増という、利益著増の業績を示している。

 更に最近の動向として、「2型糖尿病治療剤「ネシーナ錠」、高血圧症治療剤「ユニシア配合錠」および抗がん剤「ベクティベックス点滴静注」の日本での新発売」を発表した(2010-06-15)。この3製品の薬価ベース販売金額を、2010年度で約100億円と見込んでいる。

SANARI PATENT所見

 糖尿病は、併発疾病が多様で、血糖値の適正保持は先ずSelf Medicareによるべきだが、武田製薬新発売のネシーナ錠は、食事療法や運動療法のみでは十分な効果が得られない場合に著効があると考えられる。現在一般に用いられている糖尿病薬には、食欲の異常亢進といったSelf Medicare困難化の副作用を持つような錠剤も多い。副作用についても改善が望まれる。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)  

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