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2010年5月23日 (日)

So-Called Deadlock of Japan Industry and its Background 

経済産業省が日本産業行き詰まりの背景として挙げる事項

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

(承前2010-05-22記事) 経済産業省は、産業構造全体の課題を次のように述べている(SANARI PATENT要約)(SANARI PATENT考察: 経済産業省は「日本産業行き詰まりの背景」と題しているが、「行き詰まり」の要素と決めつけることは適切でないと考える。)      

(1)  所得の拡大はグローバル製造業に依存し、特に自動車製造に大きく依存してきた。すなわち、

(1-1)     2001~2007年度における全産業の経常利益増加額は252000億円であったが、うち9兆1000億円(36%)を、グローバル製造業4業種(輸送機械2兆1000億円)、電機3兆2000億円)、鉄鋼(1兆8000億円)、一般機械1兆9000億円)が占めた。

(1-2)     20002007年の名目GDPの伸び(13兆円)のうち、自動車の貢献が約半分の6兆円であった。

(2)  労働生産性は上昇しているが、雇用者所得は横這いに留まっている。(SANARI PATENT考察: 「労働生産性」を「GDP/就業者数」で算出しているが、「GDP/給与総額」で表すべきである。同一労働同一賃金の原則がグローバルに貫かれてゆくから、国際競争力は給与額に対する生産性で評価しなければならない。) 

(3)  グローバル企業とドメスティック企業の一人当たり付加価値が、この10年間、著しく乖離した。ドメスティック企業の付加価値を高めることが鍵である。

(4)  日本の輸出依存度は低い。2008年の各国輸出依存度は日本の17.4%に対して韓国54.8%、ドイツ47.5%EU2740.2%、中国36.6%、英国28.1%、フランス26.6%、インド24.1%に次いでおり、ブラジル14.5%、米国12.6%が日本より低い。日本は、特定グローバル製造業以外について、海外の成長市場に繋げることで付加価値を高めることが重要である。

SANARI PATENT所見

 日本の産業構造が輸出依存型であるため、円高等の影響をマイナスに受け易いと言われるが、比較すればむしろ低位であり、国内での競争で消耗することの構造的問題を、今次案は重要視している。例えば液晶TVについて、北米Vizio、欧州Philips、韓国SamsungLGE、中国TCLという主要プレイヤーの存在に対して、日本では、ソニー、シャープ、東芝、パナソニック、船井電機が競争っていて、低収益性を脱却できないと、経済産業省は見ている。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

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