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2010年5月24日 (月)

EISAI Opens New Oncology Drug Production Facility in its North Carolina Plant 

エーザイが抗がん注射剤の生産棟を米国ノースカロライナ工場に開設

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 エーザイの事業報告(2009-04-012010-03-31)が届いた。来月(2010-06-18)の株主総会用だが、224ページの大型資料で、あらゆる質問に即答できるよう、索引も緻密に付されている。特許切れやジェネリックなど、医薬業界について一般に関心が持たれている問題項目を要約すると、

Q1  今年、米国でのアリセプトの特許が切れるが、大丈夫か?

A1 エーザイグル-プへの影響は、米国での現製品拡大と新製品の寄与および日本事業と中国事業の伸長により補いたい。アリセプトについては、高用量である23mg徐放製剤、バッチ製剤などにより、影響の極少化を目指す。

Q2 ジェネリック事業には、どのように取組んでいるか?

A2 医療用医薬品、一般用医薬品、診断薬と合わせた4事業を統合した独自の戦略の中で、質の高い情報提供と共に、速崩錠などのバリアフリー製剤を提供している。行政によるジェネリック医薬品の強力な推進、あるいは予防や疾病管理重視(SANARI PATENT考察: Self-Medicare重視の意味と解する)という、医療を取り巻く大きな変化に的確に対応し、新たな価値や情報、サービスを生み出し、患者様への貢献を果たす。

Q3 企業買収の成果は出ているか?

A3 成果は着実に現れている。がん領域への本格参入を目指して、リンパ腫関連製品を買収し、さらにMorphotek.Inc.買収による抗体医薬研究の強化、MGI

Pharma, Inc.買収によるガン関連商品の拡充とインフラ整備を達成した。

SANARI PATENT所見

 エーザイは2010-05-20に、「米国ノース・カロライナ工場に抗がん剤の注射剤生産棟を開設」と発表した。「新生産棟は、エーザイとして初めての抗ガン剤を含む注射剤の製剤化研究と製剤生産を担うグローバルな生産拠点となります」と述べている。

 エーザイの今次報告売上高は80315200万円(対前年度比2.7%増)だが、医薬品分野が76303900万円、うち北米が35888900万円を占め、日本国内の34307800万円を凌駕している。中国が1568700万円で2%の比重に過ぎない現状だが、「中国市場の疾病構造に合致した新薬を取り揃えていく」としているので、この巨大医薬市場に寄与するところ大なるものと期待される。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

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