最近のトラックバック

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« Patentability of the So-Called Parameter Invention  | トップページ | System Export, Lithium Resources, Toyota Problem etc. Answered by METI Minister »

2010年2月27日 (土)

Progressiveness and Parameter as the Elements of Patentability

特許性判断における進歩性と数値限定

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

3.(承前2010-02-21記事)s特許審査基準は、さらに、数値限定の臨界的意義について「請求項に係る発明が引用発明の延長線上にあるとき、すなわち、両者の相違が数値限定の有無のみで、課題が共通する場合は、有利な効果について、その数値限定の内と外で量的に顕著な差異があることが要求される。(SANARI PATENT考察: ここで「量的に」と限定することは適切でない。例えば鎮痛効果のある物質AおよびBについて、既知のAが鎮痛効果をX量以上で発揮し、BY量以上で発揮する場合、Yは「質的に」顕著な差異を示す数値限定である)。しかし、課題が異なり有利な効果が異質である場合は、数値限定を除いて同じ発明を特定ブランドための事項を有していたとしても、数値限定に臨界的意義を要しない」と定めている。

4.数値限定発明の進歩性を否定するためには、次のような段階的思考を経る。

4-1 その数値限定が、単に実験的に数値範囲を最適化または好適化するものではなく、新たな技術的知見ないし課題等を見出したものと認められる場合は、進歩性が肯定される可能性が高い。(SANARI PATENT考察: いわば当然のことで、最適化と新たな知見との相乗効果を指摘するのであれば、このように特記する意味がある)。

4-2 その数値限定が「実験的に数値範囲を最適化または好適化するものであっても、その数値限定により得られる有利な効果が、刊行物に記載された発明が有する効果とは異質のものであり、出願当時の技術水準から当業者が予測できたものでないときは、進歩性を有する。なお、有利な効果の顕著性は、数値範囲のすべての部分で満たされる必要がある。(SANARI PATENT考察: 結局、審査基準は進歩性の判断基準を「予測可能性」に求めていることとなる。そうであれば、上記なお書きのような記述は不要である。)

5.判決文からの引用(SANARI PATENT要約)

5-1 この発明において、数値範囲に臨界的意義が認められないとしても、この発明と先願発明とは相違点Aにおいて異なるから、この発明と先願発明とが同一とはいえない。

5-2 数値限定以外の点について進歩性が認められるのであれば、数値限定に臨界的な意義は必要でない。」(以下次回)

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

« Patentability of the So-Called Parameter Invention  | トップページ | System Export, Lithium Resources, Toyota Problem etc. Answered by METI Minister »