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2010年1月21日 (木)

The Wall Street Journal Reports Toyota Acquisition of Lithium Rights

 豊田通商がアルゼンチンのリチウムイオン電池権益取得

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

B Site http://sanaripatent.blogspot.com/

R Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 トヨタも豊田通商も発表しない時点で、豊田通商のアルゼンチンにおけるリチウム権益取得をThe Wall Street Journal(2010-01-20:9.59.JST)が報じたことは、日本のハイブリッド車のグローバルな進出に確固たる期待を持たせるビッグニュースであった。その内容(SANARI PATENT要約)は、

1.      豊田通商は、アルゼンチンのリチウム・プロジェクトの権益取得について、オーストラリアの資源会社オロコブレと合意した。投資額は91100億円。

2.      豊田通商は、2010終了予定の事業化調査費を負担し、プロジェクトに25%出資する。日本の独立行政法人・石油天然ガス金属鉱物資源機構(JOGMEC)が豊田通商に低利融資する。

3.      このプロジェクトは、アルゼンチン北部で開発を進めている。リチウムはハイブリッド車や電気自動車で使われるリチウムイオン電池の材料である。リチウムイオン電池は従来、ケータイやパソコンでの利用が主だったが、ハイブリッド車や電気自動車の普及により需要が急増する。富士経済社の予測では、自動車向けリチウムイオン電池の需要は2014200990倍に著増する。

SANARI PATENT所見

 豊田通商の発表は上記報道後に、次のようになされた(2010-01-20)(SANARI PATENT要約)

(1)  豊田通商とOrocobre(本社オーストラリア・ブリスベン市)は、2010-01-19.アルゼンチン・オラロス塩湖でのリチウム資源開発のための事業化調査を約する覚書を締結した。

(2)  ハイブリッド・電気自動車の普及に伴って需要増大が予想されるリチウム資源確保のため豊田通商はJOGMECと提携して、世界中のリチウムを含むレアメタル資源ポテンシャルについて調査してきた。

(3)  その結果、アルゼンチン共和国北西部ブーナ地方に位置するオラロス塩湖は、

(3-1) 舗装道路・ガスなどのインフラが近辺まで整備されていること

(3-2) リチウム含有量が高くマグネシウム含有量が低いこと、

など、リチウム開発に有望と判断し、この塩湖の権益を有するオロコブレ社と共同事業化調査を開始することを今回決定した。

 今後は事業化調査の結果をもとに共同出資会社を設立し、2012から生産を開始し、2014には炭酸リチウム年間15000トン、塩化カリウム年間36000トンを生産する。

 豊田通商は、世界各地の塩湖開発を核としたリチウムの上流から下流までのサプライチェーン構築を目指し、今回は最上流の資源開発の第一歩である。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください) 

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