最近のトラックバック

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« ATMJ Offers Innovative Services Linking Financial Institutions With the Consumers | トップページ | Mitsubishi Electric to Sell New MPD Series of IGBT Modules  »

2009年12月 4日 (金)

Business Environment of Steel Industry Described by NSC and JFE 

新日鉄とJFEの今次報告書に描かれた世界鉄鋼需給変動下の事業環境

弁理士 佐成 重範 Web検索 SANARI PATENT

Other Site http://sanaripatent.blogspot.com/

Other Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 新日鉄は粗鋼生産世界2位で、JFEは粗鋼国内2位である。両社の今次報告書で、その事業環境を考察する。なお、JFEは経済危機対応の一時帰休を、年内までで取りやめ、従来勤務体制に復すると、大手の真っ先に表明した(2009-12-2)

 新日鉄は、「先行き不透明感が高まっています」と誠に率直であり、JFEは、とにもかくにも「徹底的に損益分岐点を引き下げて収益確保に努めます」としている。すなわち新日鉄は今後の見通しとして、「国内においては自動車・電機を始めとする製造業分野で、在庫調整の進展や景気対策の効果等による活動水準の回復から需要増が見込まれ、海外においても、中国・インド等のアジア各国を中心に、需要が堅調に推移する見通しです」と述べていながら、「しかしながら」と続けて、「第4四半期以降については、国内においては政府の補正予算の執行状況や景気対策一巡後の反動影響等の不確定要素があることに加えて、建設分野の需要低迷が長期化することも懸念されます」とし、加えて、「海外においても、アジアの需要回復は景気対策によるところが大きく、その効果一巡後の見通しは不透明であることや、需要を牽引している中国では、既に高水準の鉄鋼生産が続いている上に、足元のアジアの鉄鋼メーカーの生産能力増強も加わり、供給過剰も懸念されます」と述べている。

 要するに、アジアを始め世界全体で新興国を中心とする鉄鋼供給力が著増し、日本の鉄鋼業はこれらとの国際競争に激しく晒されることに最も注目すべきであるとSANARI PATENTは考える。従って、新日鉄が今後の世界鉄鋼市場の状況を踏まえて、「引続き需要動向を慎重に見極めながら、実需に見合った生産に徹する所存です」としているのは当然である。

 一方JFEは、「鉄鋼事業は販売数量の減少に加えて、販売価格の下落が大きく影響し、原料価格低下の影響ならびに徹底した収益改善に努めたものの、販売環境の悪化が大きく影響し、損益は前年同期に比べて悪化しました」と述べている。

SANARI PATENT所見

 新興国の鉄鋼生産が増強され、世界鉄鋼需給の動向をグローバルに見極め対処する必要が著増している。コスト競争もグローバル化する。JFEが強調している「革新的な技術開発や商品開発」、例えば、電気自動車・ハイブリッド車・太陽光発電設備に使用されるJFE独自の電磁鋼板の開発が必須である。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

« ATMJ Offers Innovative Services Linking Financial Institutions With the Consumers | トップページ | Mitsubishi Electric to Sell New MPD Series of IGBT Modules  »