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2009年10月11日 (日)

DEEPSEA Mark Judged by IP High Courts as an Identifier 

腕時計盤上の標章をめぐって、特許庁審決を知財高裁が取消(判決言渡2009-10-08)

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

 平成21年(行ケ)10141審決取消請求事件判決において、知財高裁は原告福本電機の請求を認容し、特許庁の審決を取消した。

 SANARI PATENTでは、事件の内容は読者の判決精読に委ね、審査・審決・判決における意見・判断の相違を考察して、出願等の参考に資することとする。

1.自他識別性:

1-1 福本電機の商品は、水中でも使用できるダイバーウォッチで、文字盤にDEEPSEAの文字が他の部分とは異なり赤字で表示されている。この表示が、深い水深の場所でも使用できる腕時計の品質を表示する語として一般的に使用されているものではないから、需要者に対して、これが付された腕時計である福本電機商品の自他識別標識としての機能をも果たしている。(知財高裁)。

1-2 DEEPSEAの表示と相まって、600ft=200Mの表示により、取引者・需要者は、DEEPSEAの表示を、水深200メートルの深海においても使用できる機能および主な使用表示と認識するということができ、同表示をもって、福本電機製品と他の製品を識別するための手掛かりとして認識しているということはできない(福本電機)。

1-3 福本電機販売に係る腕時計の文字盤には、本件商標と綴りを同じくするDEEPSEAとの表示がなされているが、これは商標法上の自他商品の識別標識として使用されたものとは認められないから、本件商標について使用の事実は認められない(審決)。

2.商標の使用:

2-1 商標法において商標の使用とは、商品又は商品の包装に標章を付する行為や、標章を付した商品を譲渡する行為等をいうものと規定しているが、商標権侵害訴訟の場面においては、登録商標の類似商標がふされていても、およそ出所表示機能をはたしていないことが明らかである場合には、商標権侵害の事実が否定されるとの考えが一般的である。しかしながら、登録商標の不使用を理由とする取消の審判における使用については、何らかの態様で登録商標が使用されていれば、登録商標の使用があったと解すべきである(福本電機)。

2-2 本件商標について商標法にいう使用の事実は認められるべきものであるから、その事実を認めることができないとして。福本電機の商標登録を取消した本件審決は誤りである(知財高裁)。

(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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