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2009年8月 8日 (土)

The Reform of IT Market With Migration From ADSL to FTTH 

ADSLからFTTHへのマイグレーションに伴う市場構造の変化

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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14.(承前2009-08-07記事)今後重点的に評価分析を要する電気通信市場: 

14-1 FTTH市場: 競争評価2008では、市場におけるFTTHの重要性の一層の高まりが観察された。FTTHは成長が続いているにもかかわらずHHISANARI PATENT: 市場の集中度を測る指数:Herfindahl-Hirschman Index: 市場占有率を二乗した上で合計して求める)が上昇傾向にあり、特定の事業者に大きく依存する形で普及が進展している。また、他事業者への回線提供の比率が、ADSLに比べて著しく低い。これらは、ADSLからFTTHへのマイグレーションに伴って水平分離型から垂直統合型への市場構造変化を表すものである。

 このような変化については、バンドルサービスに関するアンケート調査結果からは、FTTH級のサービスに対して回答者から高い効用値が示されており、この結果からもFTTHの戦略的な重要性がうかがえる。(SANARI PATENT考察: ADSLからFTTHへのマイグエーションは、NTT東西等の、「ADSLに対するFTTHの効用値の高さ」説明の徹底によってなされたし、両者の本質から、上記回答は当然である。それを市場構造変化由来と混同してはならないし、競争の保持がFTTHの効用維持ため必須である。)現在、行政による競争ルールの見直しが進められており、この点を含め、FTTHに関する競争状況については、今後も分析が必要である。 

14-2 携帯電話・PHS市場: 携帯電話・PHS市場では、MVNO市場(SANARI PATENT注:Mobile Virtual Network: 無線通信インフラを他社から借りてサービスを提供する事業者による市場)の急速な拡大が観察された。MVNOは、主として電気通信事業者による垂直統合的なビジネスモデルが中心であった携帯電話・PHS市場において、多様な事業者が自らの得意分野を活かした参入を実現する手段であり、利用者から見れば多様な選択肢を提供するものとして位置づけられる。

今後も、ブロードバンドと携帯電話・PHSのバンドルや固定・移動の間でのコンテンツ・アプリケーションの共有など、MVNOによる利用者利便貢献の可能性が高いサービス提供が進展し、市場活性化につながることが期待される。このため、競争ルールの見直しの動向、参入阻害要因の有無について引続き注視することが必要である。この他、プラットフォーム機能の相互運用性についても注視する。

(コメントは sanaripat@gmail.com  にご送信ください)

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