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2009年8月27日 (木)

Report on the Cool Earth Energy Program Released by METI 

Cool Earthエネルギー革新技術計画フォローアップ報告書」(2008-08 経済産業省)

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

Hub Site http://sanaripatent.blogspot.com/

Sub Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

 経済産業省(担当:資源エネルギー庁長官官房総合政策課エネルギー戦略推進室)が、「Cool Earthエネルギー革新技術計画フォローアップ報告書」を発表した(2009-08-26)。昨年9月に策定した同計画について、策定後1年余り経過したので、専門家の意見を踏まえつつ、フォローアップを実施した結果の報告である。以下、内容(SANARI PATENT要約)を考察する。

1.      高効率天然ガス火力発電: 

1-1      省エネルギーおよび二酸化炭素削減の観点から、電力産業用高効率ガスタービンの実用化を目指し、大容量機の高効率化のための1700oC級ガスタービンの開発、および、小中容量機の高効率化のための高湿分空気利用ガスタービン(AHAT)の開発を実施した。

1-2      従来のタービンディスクに比べて耐用湿度に優れた材料開発等をエネルギー使用合理化技術戦略的開発事業において実施した。

2          高効率石炭火力発電:

2-1      石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)については、将来的に燃料電池(FC)を組合わせて石炭火力発電の発電効率を現状(約40%)から約55%まで高める。酸素吹き石炭ガス化複合発電(IGCC)技術のパイロット規模(石炭処理量150t/d)の技術開発(革新的ゼロエミッション石炭火力発電プロジェクト)を実施している。

2-2      石炭ガス化複合発電(IGCC)については、既存の石炭火力発電技術に比べて、飛躍的な熱効率の向上が期待できる開発を実施する。すなわち、空気吹き石炭ガス化複合発電から排出される二酸化炭素にCCSを組合わせたトタルシステムの実現可能性に関するFS調査を実施した。また、IGCCシステムから回収する二酸化炭素をガス化剤に用いる二酸化炭素回収型次世代IGCC技術や、ガスタービンの排熱をガス化炉に回収し、水蒸気改質を行うA-IGCCの基盤研究開発を実施している。

2-3      先端的超々臨界圧発電(A-USC)については、既存の石炭発電技術に比べて飛躍的な熱効率の向上が期待でき、かつ、既存の石炭用発電技術および設備の一部が活用できる発電の実用化に向けた要素技術開発を実施している。(以下次回)

SANARI PATENT所見

 報告の文章が不完全で「~~を実施。」という結び方を専ら用い、「実施する」か「実施した」か「実施中」かを不明にする表現である。上記には「実施している」としたが、計画のフォローアップ報告書であるから、少なくとも計画実施の段取りを組んでいると信用したもので、進捗状況を明記すべきことは当然である。要するに不備な報告書である。

(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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