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2009年8月24日 (月)

Concept Driven Type Needs Require New Type Technology Seeds 

コンセプトドリブン型研究開発への政策転換と技術の高度専門化複雑化

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

Hub Site http://sanaripatent.blogspot.com/

Sub Site http://plaza.rakuten.co.jp/manepat

5-1(承前2009-08-23記事)景気的循環要因(民間研究開発投資の冷え込み):

 わが国大手民間企業に対するアンケート結果等によると、平成21年度の研究開発投資は、今次世界経済危機により、平成19年度対比7%程度抑制される。すなわち、19年度13.8兆円から、1兆円分の研究開発費が削減される。現在の民間研究者48万人の維持も困難となり、若手の採用減、配転などが予想される。これに伴って、新素材の研究開発など非常に基礎的探究的レベルから中長期的視点で行われてきた研究開発ほど、これまでの技術的蓄積を一度に散逸するおそれがある。従って、一時的影響だけでなく、景気回復期の成長力の喪失の繋がるおそれが大きい。

5-2 構造的要因(競争モデルの変化への対応の遅れ)

 わが国は現在まで、多くの製品やサービスについて、欧米の先行事例、すなわち明確な目標事例を見つつ、それらを構成する個々の要素技術について独自に改良・高度化することにより競争力を発揮してきた。しかし近年、モノの消費意欲の減退や価値観の多様化に伴い、自動車や家電などにおける「より高い性能」という物理的な充足よろも、「低炭素社会」「健康で安全・安心な社会」などに象徴されるように、これまでの延長線上にない価値観を満たす製品・サービスが求められる傾向が強まりつつある。従って、今後イノベーションによって経済社会の発展を遂げるには、既に明確な目標に対する技術改良型の研究開発だけでなく、先ず、次の社会のコンセプトを明確に捉え、その上で製品・サービスを実現する技術の高度化とその組合わせを図るコンセプトドリブン型の研究開発が求められる。米国のGreen New Dealや欧州のCreating Innovative Europeは、この視点に立っている。

6.技術の高度専門化・高度化と、自前主義の限界:

 人・モノのグローバル規模での移動や。デジタル化・ネットワーク化に伴う情報化の進展により、電子商流システム、医療システム、交通システムなど個人および産業の活動を支える経済社会の諸システムのニーズ側の課題は高度化・複雑化し、一方で、量子力学に基づく新材料技術や遺伝子技術の発展など、技術シーズ側の可能性も飛躍的に高度化・複雑化している。従って、研究開発主体は、細分化された専門技術に特化してゆく。(以下次回)

(コメントは sanaripat@gmail.com にご送信ください)

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