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2009年8月 4日 (火)

Competitive Environment of ADSL, FTTH as Object of Public Comments 

ADSLFTTHの市場支配力評価

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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4.(承前2009-08-03記事)ADSL市場の競争環境: ADSL市場は、契約数が最大であった2006-03月期と比較すると、2割以上縮小している。NTT東西は、契約回線数シェアでは僅差の2位(ソフトバンク38.4%NTT東西35.7%)であるものの、加入者回線シェア(メタル回線のみ。ただし、ブロードバンド向けのみならず、公衆交換電話網や法人向けネットワークに利用あれるものを含む)は99.8%であり、不可欠設備を保有すると判断されることから、市場支配力を行使し得る地位にあると評価する。ただし、第一種指定電気通信設備に対する規制が有効に機能していること、FTTHCATVとの競争が存在すること、上位事業者のシェアが拮抗していることから、市場支配力が行使される可能性は低いと考える。今後、ADSL市場の縮小にかんがみ、事業者間の協調が生まれる可能性について引続き注視すべきである。(SANARI PATENT考察: わが国情報通信における1990年代の高速・広帯域化促進に当たって、米国ゴア副大統領のFTTHスーパーハイウエイ構想と同一の構想は不適切であった。従って、既設銅線ネットワークのADSL化に方向転換した、と佐成重範弁理士は認識している。ADSLで高速広帯域化してから、FTTHに切り替えることが予定されていたと解すべきである。)

5.FTTH市場の競争状況: FTTH市場では寡占的傾向がさらに強まり、NTT東西のシェアは契約回線数ベースで74.1%に達している。また、光ファイバ回線シェアも78.8%と高水準に留まっている。従って、単独で市場支配力を行使し得る地位にあると評価する。ただし現在のところ、第一種指定電気通信設備制度に基づく設備開放義務等の存在が抑止力となること、ADSLCATVインターネットからの競争圧力があることから、直ちに市場支配力が行使される可能性は低い。

 今後、マイグレーション自体に鈍化の兆候も見受けられるものの、他の部分市場からの競争圧力が弱まる場合には、現行の競争ルール下においても市場支配力行使の可能性が高まることから、競争ルールの不断の点検が行われるべきである。NTT東西による固定電話市場の支配力のレバレッジの懸念、NGNのオープン性の確保、工事や導入の手続の容易さの面での差異を注視すべきである。

(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)

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