ORGANO Co. With Factory For Refining Ion Exchange Resins
オルガノは「電子産業・国内中心」から「産業全般・海外市場」を志向
弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT
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オルガノ(東証1部)の今次業務報告書の基調が、世界金融危機の影響を直接的に被ったものであることは、一般にはむしろ意外で、水浄化・環境産業というイメージから、時流による抵抗力が強いと予想した向きが多かったかも知れない。橋本社長の今次挨拶(SANARI PATENT要約)によって、答えを見よう。
1. オルガノを取り巻く市場環境は、主要顧客である電子産業を中心に、設備投資が大幅に減少したことに加え、設備の休止、統廃合や、輸出の急減速を背景とした設備稼働率の低下などが影響して、非常に厳しい状況で推移そた。(SANARI PATENT考察: オルガノの業務が実質的に電子産業の一環として発展してきたこと、その結果としての現況は、今後の電子産業の見通しに基いてオルガノの今後の方向性を定める必要を示している)。
2. 2010-03期についても、電子産業の設備投資や設備稼働率の低迷が予想されること、2009-03期末の受注残高が低い水準に留まったことなどから、受注高は7.5%減、売上高17.9%減、営業利益51.0%減と見込まざるを得ない。
3. 今次世界不況により、市場環境、産業構造が大きく変わろうとしている。オルガノにおいても、これまで事業の柱であった民間設備投資が大幅に減少し、特に電子産業分野においてその傾向が顕著に見られ、早期回復を見込めない。
4. しかしながら一方では、環境への負荷低減を目指した水のリサイクル技術、排水の回収・処理技術など、国内外で水処理に関するニーズは多様化しており、オルガノが果たすべき役割は大きくなっている。
5. 21世紀の世界経済は、グローバル市場経済化、情報技術の進展、経済のソフト化・サービス化、および、資源・環境問題の顕在化の4つを基軸とした潮流として展開している。
6. 今後企業が繁栄するためには、視野を世界に広げ、世界に通用する技術・商品を持ち、世界市場への展開力を持たなければならない。オルガノは水と環境で世界に通用する企業となり、企業価値を向上させると共に、エコロジカリークリーンの企業コンセプトのもとに、産業と人と自然の調和に寄与したい。
SANARI PATENT所見
要するに、国内電子産業に偏向した企業経営が、今期・次期にわたる経営指標の低下をもたらしたと反省するものであり、海外を含めて産業全分野・生活分野を包括する水処理技術・環境技術の発揮に、限界のない発展の場を見出だそうとしている。企業外から見ればむしろ当然である。
(コメントは sanaripat@gmail.com に御送信下さい)
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