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2009年3月 6日 (金)

Risks Originated by Hedge Funds 

ヘッジファンドがもたらしたリスク

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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4-15(承前2009-03-05記事)国際金融市場の効率化とリスク

 比較的小規模な市場における、複数のファンドによる短期間での連鎖的なポジション解消に伴う価格下落や、複数の市場に対してエクスポージャを有するファンドの、一部の市場での損失をカバーするための他市場での資産売却によるショックの伝搬などは、従来以上に顕著になっている可能性がある(SANARI PATENT考察: 臆病な表現で、矛盾している)。深刻な事態には至らなかったものの、2006-05~2006-06にかけて見られた世界的なリスク資産の価格同時下落は、ヘッジファンド等による市場横断的な投資活動がショックの伝搬をもたらし得ることを示した。

4-16 従って、取引金融機関や投資家を通じた市場規律に加えて、金融当局による、国際金融市場全体に対するリスクのモニタリングと適切な対応が重要である(SANARI PATENT考察: この「適切な対応」が、現在も模索されている)。

4-11 2006-05~2006-06Global Risk Reductionを顧みると、先進国・新興国の双方のわたる世界株式市場、および、コモデティ市場において、ほぼ同時期に価格の急速な下落が観察された。その背景の一つとして、ヘッジファンド等による市場横断的な投資が拡大し、価格下落を受けてその投資ポジションが急激に巻き戻されたことが考えられる。

4-12 国際的な議論の方向性としては、ヘッジファンドに対する直接的な規制ではなく、取引金融機関や投資家の監視(市場規律)により金融市場全体としての」リスクを抑制することが有効で現実的な対策であるという意見に収歛しつつある。この場合、中央銀行を含む金融当局に求められる役割としては、市場参加者による市場規律を補完する形で、国際金融システム全体としてのリスクをミニタリングすることである。

4-13 関連して、Financial Stability Forum Report 2007-05では、ヘッジファンド等による国際金融市場のリスク抑制方策として、次の5点が強調された。

4-13-1 主要金融機関がヘッジファンド等に対するリスク管理を継続的に強化するための方策を講ずること

4-13-2 主要金融機関が市場流動性の低下に対する抵抗力を向上させるべく、各金融機関と協力すること

4-13-3 ヘッジファンド等に対する主要金融機関のリスク量情報収集の有効性を検討すること

4-13-4 投資資産についての正確な情報の取得やリスク情報の開示を含めて、ヘッジファンド等に対する市場規律が有効に機能するよう行動すること

4-13-5 市場慣行を一層優れたものとするよう努めること

(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

Hedge Fund、市場流動性、市場慣行、リスク量情報

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