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2009年2月25日 (水)

Differences of Fund Function

ファンドが営む機能の諸国格差

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

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2.(承前2009-02-23記事)ファンドが営むべき機能と規制

2-1 ファンドの導入は、株式会社制度導入以来の画期的技術革新であって、様々なリスク特性や利益配分ルールを自由に設計し得る新たな仕組みであり、日本の投資家および起業者がその恩恵に与かれないとすれば不幸なことだ。

2-2 一部の地域金融機関の預貸率は50%に満たないのに、残りの50%超の資金を運用する部門の人員が異常に少ないことは、改善すべき問題である{人材の育成}。

2-3 日本では資産運用のプロが少ないので、逆に大きなビジネスチャンスもある。しかし、税率の水準が高いという根本的問題を除外して考えても、英語に堪能でないなど人材に弱い障壁があり、その改善には長期を要する。

2-4 日本では2003年以降にファンドの数が増えた。当時の相場環境では、真に超過収益を挙げる能力がなくても単純に小型株の比重を高くすることなどで、それなりのパフォーマンスを挙げることができたため、外部からマネージャーの優劣を判断することが困難であったが、ようやく現在に至って淘汰が進み、選別されている。

2-5 金融の規制について、自己資本比率規制を採用する際に、ファンドの取扱(適用すべきリスクウェイトを導くための詳細ルール)が実務レベルで確定されていなかったり、制度設計した金融行政当局の想定以上に銀行側が検査リスクを恐れ、結果的にリスクテイクが委縮する場合がある(SANARI PATENT考察: 一般的に与信機能において見られる現象であり、今次金融危機における貸し渋りについても、この種の委縮と見られた場合が多いが、その適否は別論である)。 2005年末から地域金融機関を中心としてファンドから資金を引き揚げる動きが広がり始めたが、現在(2008)は、解約は出尽くした状況にあり、新規投資を検討するところも出てきている。 

2-6 ここで上記金融行政当局の規制における「ファンドの取扱」(2006-12-27)を見ると、次のような記述(SANARI PATENT要約)がある。

 

「金融機関のリスク管理の水準に応じ、次の3つの選択肢を用意する。

(1)     標準的手法: 従来規制を一部修正

(2)     基礎的内部格付手法: デフォルト確率を金融機関が推計

(3)     先進的内部格付手法: デフォルト確率に加え、デフォルト時損失率等も金融機関が推計」

 なお、上記(1)標準的手法においては、ファンド内の資産構成を把握(ルックスルー)できる場合は、ファンド内の個々の資産の信用リスク・アセットを算出し加算する。ルックスルーが困難ではあるが大枠は把握可能な場合には、資産種別ごとに示すリスクウェイトを適用する。

SANARI PATENT所見

 上記2-6の規制は、「バーゼルⅡ」と呼ばれるが、新しい自己資本比率規制を円滑に実施し、また金融機関のリスク管理の高度化に資するため、金融庁の規制に対する金融庁の考え方が公表されている。資金の円滑かつ弾力的な供給によって起業や知的財産開発を活発にすることと、リスク管理による資金保全の両立が必要で、健全なリスク評価とバランス感覚を要する。

(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

Fund Functionファンド、リスク、バーゼルⅡ

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