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2008年10月27日 (月)

MARUBENI Expert vs. METI Expert

Gap of Oil Price Prospects: MARUBENI Expert vs. METI Expert: 原油価格変動予測と対応のギャップ

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

Hub Site http://sanaripatent.blogspot.com/

 漁船ストライキ対応で、魚類養殖への認識が加速されたが、養殖には餌の漁獲が大量必要になる(高級魚ほど餌所要量が数倍増)ので、漁民の就労機会は保存されるとか、野菜輸送エネルギーの節減を目的に加えて、都市工場農園・屋上農園に適する対自然土壌10分の1の重さの栽培地材の特許がマスコミされたり、原油価格変動のイノベーション起動作用も見受けられるが、そもそも原油価格変動の見通しをどのように考えるべきか。変動の各時点よりも、若干遅れて、「そのとき誰がどう言ったか」を振り返ると、事の本質に触れる場合がある。

 その意味で、週刊ダイヤモンド(19 Jul. 2008)の丸紅経済研究所・芝田昭夫所長(以下丸紅」と略称)と、経済産業省所管・石油天然ガス・金属鉱物資源機構・野上隆之・上席エコノミスト(以下「機構」と略称)両氏の見解は対蹠的であった。

1.      原油価格の見通し(7月時点で)

1-1      丸紅: 原油価格は既に150ドルが視野内で、ナイジェリアの供給、米国ハリケーン、ホルムズ海峡の情勢により、200ドルに接近し、一時的に300ドルもあり得る。今次高騰の金融要因は残存し、需給は供給不足の時代に入った。

1-2      機構: 原油価格の需給関係から説明可能な価格は50~60ドルで、世界の原油供給能力も上積される。原油価格下落が始まれば、逆スパイダルによる暴落も予想される。

2          原油価格高騰の真因

2-1      丸紅: 投機マネーの介入は否めないが、更に重要なことは、需要が「8億人の先進国の時代」から「30億人の新興国の時代」に移行することだ。

2-2      機構: 株価下落で年金基金の代替投資先となり、国際エネルギー機構の強気な需給見通しが対石油投資を促進した。需給は実際は十分足りており、地政学上のリスクや資源ナショナリズムの台頭による供給制限の方が懸念される。

3          需要増大の見通し

3-1      丸紅: 特に中国・インドなどの人口大国の持続的成長が資源需要を拡大する。

3-2      機構: 世界経済の大きな成長は今後期待できない。石油を使わない社会への転換も進む。

 一方、経済産業事務次官の所見(23 Oct. 2008記者会見応答)の一部を、

Hub Site http://sanaripatent.blogspot.com/  に掲載したが、代替エネルギー開発に関する重要事項を、以下に補足する(SANARI PATENT要約)

(質疑)代替エネルギー開発等の損益分岐点は原油価格70ドル位と考えられ、これ以下の60ドル台になったことは、省エネ投資、代替エネルギー開発投資に影響しないか。

(応答)省エネは全く違うと思う。省エネはコスト削減を本来目的とし、一貫して推進され続ける。むしろ代替エネルギーについては、130ドル程度で、利益が出る。核融合は別論として。

SANARI PATENT所見

 上記経済産業事務次官の応答は、「130ドルになって、ここでまた(省エネ・代替エネルギー開発の)意識が鈍ることはないと思う」と結ばれているが、記者側としては、「現に60ドル台ですが、同様ですか」と再質疑したかったかも知れない。また、経済産業事務次官が引用したオイルサンドについては大量用水等の環境問題、太陽電池については高純度シリコン精製の電力高原単位やシロコンまたはその代替素材の需給と価格変動に論及する必要がある。

(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

Oil Price、原油価格、丸紅、石油天然ガス資源機構、省エネ

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