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2008年9月13日 (土)

Life Science Requests Minute Manipulation Engineering

Life Science Requests Minute Manipulation Engineering:京都大学のiPS特許取得発表と、日本精工の微細操作機器開発

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

Hub Site http://sanaripatent.blogspot.com/ 

 京都大学は「人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cell, iPS細胞)の作製方法に関する特許が成立(日本)(2008年9月11)」と題して次のように発表(SANARI PATENT要約)した(Sept.112008)

「京都大学の物質―細胞統合システム拠点・iPS細胞研究センターの山中伸弥教授が世界で初めて樹立した人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem Cell, iPS細胞については、京都大学が権利者となって特許出願していたが、このたびiPS細胞の作製方法に関する特許が日本で成立した。)

「成立した特許の特許請求の範囲は次の通りである。

『体細胞から誘導多能性幹細胞を製造する方法であって、下記の4種の遺伝子:Oct3/4Klf4c-MycSox2を体細胞に導入する工程を含む方法』」

「なお本件は、日本以外の国にも出願している。」

 京都大学は、山中伸弥教授の次のようなコメント(SANARI PATENT要約)も同時発表した。

「4つの遺伝子を細胞に導入するiPS細胞の作製方法の特許が権利化されたが、今回は第一歩で、今後もiPS細胞の本態解明や創薬への活用、細胞治療の実現化に向けた研究に全力投球し、関連する知的財産を積み上げて、実用化を加速したい。」

 このような研究と、その成果の実用においては、微細操作機器の開発が必須の要件であるが、SANARI PATENTは、日本精工が発表(Jul.3, 2008)した「NSK、微細作業を可能にするマニュピレーションシステムを開発:日本精工独自のアクチュエータを採用して、容易な操作を実現」に注目する。その内容(SANARI PATENT要約)は次のようである。

NSKは、医療・バイオなどの業界向けの細胞操作や微小部品の組立などを行うためのマニュピレーションシステムを開発した。この開発品は、微細作業のためのマイクロツールが装着可能な三次元テーブルと顕微鏡などから構成され、細胞などの微細な対象を操作するものである。」

「この開発には、HSKが軸受など機械要素製品やメカトロ製品の開発を通じて培った精密位置決め駆動技術に、画像処理などの技術を組合わせた統合的なメカトロ技術が用いられている。」

 ライフサイエンスにおける微細操作の必要性が、統合メカトロ技術の研究開発を促進し、統合メカトロ技術の製品化が微細ライフサイエンスの研究開発を促進する。SANARI PATENTはこれを「イノベーションの相乗効果」と呼んでいる。

(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)

NSK、日本精工、iPS、京都大学、山中伸弥、微細操作

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