最近のトラックバック

2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« KDDI as Authorized Agent of ZIBUN Bank | トップページ | ORACLE’s Database, Middleware, Applications and Industries »

2008年8月 8日 (金)

International Competitiveness Influenced BY CO2 Reduction

International Competitiveness Influenced BY CO2 Reduction:カーボンリーケージの定義と問題点を明確にすべきである(SANARI PATENT

弁理士 佐成 重範 Google検索 SANARI PATENT

Hub Site http://sanaripatent.blogspot.com/ 

  経済産業省(担当:産業技術環境局環境経済手法担当参事官)が「地球温暖化対応のための経済的手法研究会」の中間報告を発表した(2008-8-7)。論点・検討内容は多岐のわたるが、産業界において、また知財専門家としても最大関心事の一つは、CO2削減規制が国際競争力に及ぼす影響として予測されるカーボンリーケージ、この相剋を解決するのための知財開発である。

なお、この研究会の座長は、茅 陽一・財団法人地球環境産業技術研究機構研究所長で、業界から、日本鉄鋼連盟・関澤秀哲環境・エネルギー政策委員会委員長、三井物産・寺島実郎・戦略研究所所長、電気事業連合会・森本宣久・副会長らが委員として参画している。

1.      今次中間報告の内容(SANARI PATENT要約)

1-1      基本的視点: 温暖化対策としての実効性・透明性の確保、産業競争力の維持強化、技術開発・普及への貢献、国民負担への影響、資金移動・金融ビジネスとの関係

1-2      政策の選択: 原単位改善、総量管理

1-3      国内排出量取引: 導入の可能性・方向性、排出量取引市場の試行

1-4      他の経済的手法: 環境税、国際連帯税

2.      産業競争力についての中間報告記述(SANARI PATENT要約)

2-1 記述: わが国産業界のように、世界でもトップクラスのエネルギー効率が維持され、限界削減費用が相対的に高い場合、企業が更なる削減に向けた努力を持続的に続けるためには、その努力が産業間・企業間において衡平な形で報われる仕組みが、政策手法として採択されなければならない。国内業種間の衡平性はもとよカーボンリーケージ、特に、国際競争に晒される業種については、いわゆる「カーボンリーケージ」が回避されるよう、十分な配慮がなされなければならない。

2-2 この記述に至る本研究会の論点

2-2-1 CO2削減はポカーボンリーケージシーミックスで議論すべきである。

2-2-2 高額の炭素税が課されることによる産業界のカーボンリーケージケージが不安である。

2-2-3 排出権取引制度は、CO2削減のために導入するのか、ビジネスの振興のために導入するのか、目的を明確にすべきである。

2-2-4 国際競争にさらされるセクターをどう判断するかが重要である。無償割当を増やす等の方法を取るのか。

2-2-5 米国では州レベルの制度について、域外他州へのカーボンリーケージが問題とされている。 欧州でも、カーボンリーケージに関する問題は最大関心事の一つである。カーボンリーケージを計る(SANARI PATENT注:発表原文「図る」は誤記)基準については、価格転嫁能力など 欧州委員会が産業界から情報提供を受けて分析中である。

2-2-6 セクター別合意は、国際競争とカーボンリーケージの有力な解決策で、 途上国を巻き込む方策として期待されているが、難しさを指摘する声がある。 国際的なセクター別合意は、法的拘束力があるEUと同等の取組を求めるものであることが必要である。

3.      SANARI PATENT所見

カーボンリーケージ対策が最大の課題であることをもっと明確に表現すべきである。先ずカーボンリーケージの問題を「CO2排出の国内諸規制によって発生する事業者のコスト増加のため、生産拠点や生産量の海外移転、および、CO2削減諸規制がわが国よりも緩やかな国の企業対比における国際競争力低下の惹起」に関する問題と、明確に定義し、真正面から取組むべきである。

(記事修正のご要求・ご意見は sanaripat@gmail.com に送信下さい)International CompetitivenessCO2 Reduction、カーボンリーケージ、CO2削減

« KDDI as Authorized Agent of ZIBUN Bank | トップページ | ORACLE’s Database, Middleware, Applications and Industries »