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2008年3月26日 (水)

Supply Demand Imbalance Coming from Bio Ethanol

Supply Demand Imbalance Coming from Bio Ethanol :農林水産省が世界穀物需給とバイオエネルギ-の計画について報告(2008-3-15発表)

弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT

別サイト http://sanaripatent.blogspot.com/ 情報技術(IT)投資の価値評価(2008-3-26記事)

  「必要は発明の母」であるが、「必要」の連鎖発生が発明の連鎖発生を生む。原油価格の高騰が穀物のエネルギ-転換技術を進歩させ、食料穀物の不足が代替食料生産技術の開発を触発する。「必要の強度」は「発明促進の強度」であるが、この強度をバイオエネルギ-について見るために、標記資料が役立つ。

1.「海外食料需給レポ-ト」(農林水産省2008-3-15発表)(SANARI PATENT要約)

1-1 最近の世界の主要穀物の在庫水準は、以前「穀物危機」と言われた水準まで低下し、国際穀物相場は、以前では考えられない水準にまで高騰している。この要因としては、中国・インドを始めとする国々の旺盛な需要拡大、米国等におけるバイオ燃料など非食用需要の急激な顕在化、地球規模での気候の変動等が複雑に絡み合っていることが考えられ、世界の食料需給の引締まりはより強まっている。

1-2 原油価格の高騰や米国のエネルギ-法成立などにより新たに台頭してきた非食料(バイオエネルギ-の原料等)としての需要が、とうもろこしを中心に穀物需要を押し上げていくと想定される。特に新エネルギ-法が成立した米国(SANARI PATENT 注:Energy Independence and Security Act of

2007を指す。環境対策で他の先進国と比べて遅れていると見られてきた米国のエネルギ-政策の環境重視への転換と解されている。)では、バイオエタノ-ルの2022年までの各年使用目標が決定していることから、その必要量を想定し易いため、他国の生産や需要に影響される輸出に比べ、リスクが少ない安定的な消費先となる。このことからも、とうもろこしは生産者にとって価格だけでなくリスクのより少ない農産物という面も持ち、作付け意向を刺激し易くなる。バイオエネルギ-の原料、価格、需要先の安定性、これらを踏まえた需要の変化に対応した作物間作付け水準の動きに今後も十分に注視する必要がある。

1-3 大豆の需給動向については、最大の生産国である米国において、バイオエタノ-ル需要の増加に伴う大豆からとうもろこしへの作付けシフトによる減産により、急速な需給の引締まり感から価格が上昇した。このことが南米に作付けの拡大を促したものの、天候が不安定であることから、世界全体の大豆生産量は減少する。

2.SANARI PATENT所見

わが国で「新エネルギ-法」と呼ばれるのは、「新エネルギ-利用等の促進に関する特別措置法」で、バイオマス燃料製造が、バイオマス発電等と共に、新エネルギ-の一つとして指定されている。関連発明の特許性判断には「顕著な効果」が一つの要素となり、その実施可能性には、エネルギ-源の需給に基づく経済性が影響する。

(この記事修正のご要求やご意見は、sanaripat@nifty.com に、ご記名ご送信ください)

Bio ethanolenergy act、穀物、食料、とうもろこし

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