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2008年3月19日 (水)

Chairman of TOSHIBA, Mr. T.OKAMURA

Chairman of TOSHIBA, Mr. T.OKAMURA Comments on IP Strategy:内閣知財戦略本部(2008-3-13)における同本部員・東芝・岡村 正会長意見の考察

弁理士 佐成 重範 sanaripat@nifty.com  Google検索SANARI PATENT

別サイト http://sanaripatent.blogspot.com/ 経済産業省のオ-プンイノベ-ション政策(2008-3-19)

別サイト http://d.hatena.ne.jp/SANARI/ ソニ-マ-ケティングのPCテレビ局開業(2008-3-18)

1.        コンテンツ振興について、内閣知財戦略本部本部員・東芝・岡村 正会長の意見(2008-3-13)(SANARI PATENT要約)とその考察

1-1        コンテンツの産業性と文化性

1-1-1 意見: コンテンツ産業の振興は、単なる産業振興にとどまらず、文化交流・外交戦略の一端を担う。

1-1-2        考察: コンテンツは営利財と文化財の両面をもち、デジタルコンテンツについても、ゲ-ムなどグロ-バルに歓迎されるコンテンツと、多様な民族性・歴史・宗教・美感などにより選好または忌避されるものとがある。また、「伝統的知識」(Traditional Knowledge)のように、WIPOで決着していない文化権意識がある。さらに、Soft Powerの見地から、営利性を捨象して普及すべき場合がある(わが国の対途上国NHK番組無償供与など)。これらの総合的考究とその結果の周知が必要である。 

1-2文化交流・文化外交のインフラ: 

1-2-1 東芝岡村会長意見: コンテンツポ-タルサイト、Japan国際コンテンツフェスティバルなどは、文化交流・文化外交の重要なインフラである。

1-2-2 SANARI PATENT考察: ベネチアの国際文化祭で、日本の「オタク館」が非常に好評を博したが、セックス表現の愛嬌・清純や立体感、コマ構成の斬新などが好まれたようである。これら海外のコンテンツインフラにおけるわが国文化の受容の状況を国内周知させるべきである。

1-3 コンテンツ業界の組織

1-3-1 東芝岡村会長意見: コンテンツ業界には、他の産業と同様、一つのまとまった組織体制の整備が必要である。

1-3-2 SANARI PATENT考察: 内閣知財戦略本部において、「コンテンツ」の中味を画定していないことが先ず問題である。コンテンツ促進法のコンテンツを、デジタルコンテンツと理解している向きが多いが、アナログコンテンツ・ライブコンテンツを含んでいる。内閣知財戦略本部が日本料理やファッションを対象としているが、「コンテンツ」の業界として「一つに」まとまるには、例えば、経団連が発意することが望ましい。

1-4 ハ-ド・ソフト連携

1-4-1 東芝岡村会長意見: 日本の成功モデルであるハ-ド業界とソフト・コンテンツ業界の連携を生むきっかけづくりのための仕掛け、例えば、Japan国際コンテンツフェスティバルなどでの技術シ-ズ展示などが重要である。

1-4-2 SANARI PATENT考察: 組込ソフトの発達による誂えゲ-ム機など、ハ-ド業界とソフト・コンテンツ業界の連携を生む契機は、家庭電化の文化要素を含めて、NGN(次世代ネットワ-ク)のグロ-バルな転換においては、極めて豊富と考える。

1-5 国際化戦略の立案

1-5-1 東芝岡村会長意見: コンテンツ産業の国際化が必要といわれているが、コンテンツ産業界が自ら国際化戦略を立案する必要がある。

1-5-2 SANARI PATENT考察: 東芝・トヨタ・ソニ-など、国際化戦略の世界拠点で文化効果をを伴う活動を展開しており、これらが他のコンテンツ分野を誘導されることによる相乗効果は大きいと考える。

1-6 法制度のデジタル化・ネットワ-ク化即応

1-6-1 東芝岡村会長意見: デジタル化・ネットワ-ク化など世の中の変化に合わせて、法制度は柔軟に変化し、新ビジネス創出の阻害要因になってはならない。

1-6-2 SANARI PATENT考察: 複製権、翻案権、公衆送信権、引用権などの限界が、「私的利用」の許容範囲や「公正使用」の概念の不明確性によって、不明確である。著作権国際条約の定めがしばしば引用されるが、米国著作権の「Fair Use」判例や実際に倣って、「公正使用」の画定を先ず明示すべきである。著作権との調整を平成20年度内閣知財計画の最重点課題とすべきである。他の事項は、業界が自ら努力する。

(この記事修正のご要求やご意見は、sanaripat@nifty.com に、ご記名ご送信ください)

Fair Use、東芝、トヨタ、ソニ-、岡村 正

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