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2007年8月 6日 (月)

IP for Financial Disclosure: 次世代財務報告専用コンピュ-タ言語XBRLの2008年度適用などに対応

International Convergence of Accounting Standards: 財務情報の電子処理による解析の合理化

弁理士 佐成 重範(Web検索SANARI PATENT

(この記事に対する修正ご要求は、patent@sanari.nameにメ-ル下さい)

  2008年度から、財務ディスクロ-ジャ-分野においては、金融庁行政の国際調和等に対応する大きな変化が予定ないし予想されている。これに即応する財務諸表作成の知財開発は、専門性が高い印刷分野として、関係企業が当面する課題である。

1.        財務諸表ディスクロ-ジャ-事業大手・宝印刷の特許力

1-1  五月決算会社のうち、宝印刷の事業報告を受領した。野村證券・東洋経済の会社四季報(2007-6)によれば、宝印刷(東証1部)は、「公開企業のディスクロ-ジャ-事業大手。公開準備から継続開示までカバ-し、CSR経営を標榜している(SANARI PATENT 注:ここでは、Corporate Social ResponsibilityCertificate Signing RequestのCSRも、同社事業と関係深いと考える)。営業大増強でIPO(SANARI PATENT 注:Initial Public Offering。株式公開)や、有価証券報告書等のシェア拡大を最重点としています」とあるが、注目すべきは、この記述に続いて、「2008年度・財務諸表の標準コ-ド化義務付けで、仕様設計を金融庁から共同受注し、セミナなどテコに顧客増を狙う」という記事である。

1-2  宝印刷の今次事業報告は、次の諸点を強調している(SANARI PATENTが要約)。

1-2-1      宝印刷グル-プでは、次世代財務報告専用コンピュ-タ言語XBRL (SANARI PATENT 注:Extensible Business Reporting Language。世界的に普及途上)の導入が予定されているEDINET (SANARI PATENT 注:Electronic Disclosure for Investors’ Language 。有価証券報告書開示システム)や、義務化が予定されている「証券取引法に基づく毎四半期開示」など、大きな変化が予想されるディスクロ-ジャ-分野において、長年にわたり蓄積してきたサ-ビスの知識・経験とIT技術を駆使して、企業の法定財務開示等関連製品の供給の増加を計画している。

1-2-2      宝印刷は、昭和27年に創業以来、証券取引法・会社法等に基づくディスクロ-ジャ-という社会経済的重要事項に関与し、専門性・信頼性を発揮してきた(SANARI PATENT 注:同社の企業価値を維持することが公共の利益に直結することを示唆している)

1-2-3      最近、他業界で頻発している企業買収提案についても、多数株主が的確なディスクロ-ジャ-を得ている状態で適切に判断することが重要である。

2.        宝印刷のディスクロ-ジャ-事業関連特許公開事例(SANARI PATENTが要約)

2-1 ディスクロ-ジャ-文書作成支援方法およびディスクロ-ジャ-文書作成支援プログラム

2-1-1 課題: ディスクロ-ジャ-文書を効率的に作成すると共に、より的確に内容の確認を行うためのディスクロ-ジャ-文書作成支援方法およびディスクロ-ジャ-文書作成支援プログラムを提供する。

2-1-2 解決手段: 文書作成支援サ-バは、利用者端末からのアクセス要求に基づいて、この利用者のユ-ザ-認証を行い、利用者端末から要求があったディスクロ-ジャ-文書を作成文書識別子により特定する。そして、ディスクロ-ジャ-文書のセクション毎の作成文書デ―タの承認ステ-タスに基づいて決定された作成者識別子、承認権限者識別子、外部監査者識別子と、アクセスデ―タ中の利用者識別子に基づいて、アクセス要求を行った利用者のディスクロ-ジャ-文書の閲覧の可否を判断する。閲覧を許容した場合には、アクセス履歴を記録する。

2-2 株主情報管理方法および株主情報管理プログラム

2-2-1 課題: 効率的かつ的確に株主と株式発行会社や証券代行機関との間で情報交換できる株主情報管理方法および株主情報管理プログラムを提供する。

2-2-2 解決手段: ユ-ザ-端末からのアクセス要求を受信した管理コンピュ-タは、ユ-ザ-IDおよびパスワ-ドに基づいて本人確認する。そして、株主が保有する株式を一覧できる株主ペ-ジをユ-ザ-端末に送信する。この株主ペ-ジを利用してのSR情報(SANARI PATENT 注:検索情報の意味と解する)要求を受信した株主管理システムは、ユ-ザ-端末の識別子に暗号鍵を付加して、株式発行会社システムにSR情報要求を送信する。株式発行会社システムは、暗号鍵の認証ができた場合には、SR情報をそのユ-ザ-端末に提供する。

2-3 議決権管理方法

2-3-1 課題: 株主総会において、簡易に議決権を行使できる議決権管理方法を提供する。

2-3-2 株主総会の期日の所定期間前になった場合、管理コンピュ-タは、議決権を有する株主を抽出する。そして、株主毎に株主権行使番号を作成し、株主総会招集通知と共に、株主の電子メ-ルアドレスに送信する。株主は、パスワ-ド、株主ID,議決権行使番号を用いて、インタ-ネットを介して証券代行システムにアクセスする。そして、議決権を行使するために、が決権行使ウェブペ-ジを用いて議案毎に賛否を選択する。この賛否に関するデ―タは、証券代行システムに送信される。管理コンピュ-タは、議案毎の賛否に関するデ―タを集計し、投票結果を算出する。

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