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2006年11月28日 (火)

京大発バイオベンチャ―とハ―バ―ド大発バイオベンチャ―の対照等

人材・資金源・産学官連携の多様性:今回野村バイオコンフェレンス

弁理士 佐成 重範(Web検索SANARI PATENT

4(付番は承前). レドックス・バイオサイエンス

4-1        レドックス・バイオサイエンスの自己紹介

200111月に設立されたレドックス・バイオサイエンスは、京都大学ウイルス研究所から生まれた新しい酸化還元制御による抗ストレス蛋白チオレドキシンをコアとする、京大発のベンチャ-である。現代社会の『ストレス』を、知る・防ぐ・直すをコンセプトとした事業戦略で推進してきた。具体的特徴として、京大ウイルス研や京大病院探索医療センタ-と産学連携のもと、医薬品・機能性食品等の分野で企業連携を展開している」。

4-2        経営陣の経歴は、「京大卒・薬学博士、田辺製薬」、「医学博士・小野薬品」、「京大ウイルス研教授」、「和研薬」、「東大情報学環助教授」、「バイオフロンティアパ―トナ―ズ社長」、「京大再生研助教授」ほかに2名で、後記アンティキャンサ―の経営陣構成の多国籍と対照的である。

4-3        京大との産学連携のメリットとして、京大の研究開発戦略の提案を活用できること、京大ウイルス研・医学研の多才・豊富な人材と共にできること、京大病院・探索医療センタ-で医師主導の臨床試験を実施できること、事業連携先・契約先に学問的エビデンスによる保証を示し得ること、新しい産学官連携による大学の知的成果を事業化できることを挙げている。

4-4        産学官連携のうち「官」の支援としては、

4-4-1        チオレドキシン機能性食品(チオレドキシン含有食品・チオレドキシン誘導食品)の開発について農林水産省生研の支援

4-4-2        ストレス計測事業(チオレドキシン測定系の事業化・ストレスモニタ―によるストレス疾患治療のカスタマイズ医療化・ストレスフリ―ライフスタイルの推進と支援)について経済産業省・産総研の支援

4-5 アンティキャンサ―との対比

   SANARI PATENT11-27記事のハ-バ-ド大発アンティキャンサ―と対比すると、人材・資金源・産学官連携先の国際規模に相異が見られるが、レドックス・バイオサイエンスも、Internatiomnal Redox Network

  等を通じてレドックス・バイオサイエンスに関する国際貢献の実を挙げておられる。

5.ベルセウスプロテオミクス

5-1 ベルセウスプロテオミクスの自己紹介

     2001年2月に設立。東大先端科学技術研究センタ-・システム生物医学ラボラトリ―(LSBM)発の遺伝子発現情報や蛋白質発現技術等と、モノクロ―ナル抗体(SANARI PATENT 注:特定の抗原にのみ反応する特異性を有するので、免疫療法の分野で活用される大きな可能性をもつ)の作製に関する匠の技術を融合させて、抗体医薬品の開発を目指す創薬型ベンチャ-である。

5-2 経営陣の経歴は、「商社・米国系投資銀行・バイオベンチャ―」、「特殊免疫研究所」、「同」、「IT企業・米国系投資銀行」の4名。

5-3 産学官連携の諸態様

5-3-1 シミック・グル-プが資本参加。同グル-プ協賛で、動脈硬化マ―カ―の診断キット開発に関する米欧三極会議(東大・ハ―バ―ド大・ミラノ大)を開催82005-10)

5-3-2 厚生労働省医薬基盤研「ゲノム抗体創薬による癌と生活習慣病の統合的診断・治療法の開発」プロジェクトに参画

5-3-3 富士フイルム等から計11億円の資金調達

5-3-4 経済産業省NEDO(SANARI PATENT 注:新エネルギ―・産業技術総合開発機構:独立行政法人)「新機能抗体創製技術開発」プロジェクトに参画

5-3-5 中外製薬と肝臓治療用シ―ド抗体に関する契約締結

 

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